- 初日は晴れだった。八千穂駅からのバスは我々のグループだけで他の乗客はいなかった。バスを降りた白駒池入口には駐車場があり、登山者や観光客が多くいた。
- 苔の多い針葉樹林帯の遊歩道を白駒池まで歩いた。青苔荘のテント場でテントを張った。各自持ち寄ったごちそうやワインなどに舌鼓を打った。テントは15張りほどだった。
- 二日目の朝は晴れていた。白駒池の縁を1/4周ほどしてからシラビソの樹林帯を高見石小屋まで登った。小屋前に荷物を置き高見石に登った。緑の樹林帯の中に先ほどまでいた白駒池が見えた。
- 高見石小屋からは、少し下ってから中山への登りになった。シラビソの樹林帯が延々と続いた。ようやく勾配が緩くなり樹高が低くなったと思ったら中山の展望台に着いた。残念ながら霧で展望は得られなかった。
- 中山からの下りの灌木帯では霧が晴れ、展望が得られた。奥秩父方面の山やこれから向かうニュウが見えた。
- 中山峠との分岐を左折し、ニュウに向かった。コメツガが多くなり大きな岩も多くなった。時折、右手の展望が開け稲子岳が見えた。
- ニュウの基部にある分岐から一登りするとニュウの岩峰の上に出た。展望が良かった。遠くに富士山の裾野が見えた。
- ニュウから白駒池への分岐が有る十字路までシラビソとコメツガの森が続いた。ダケカンバも少し混ざっていた。メボソムシクイが鳴いていた。十字路を右折し、山腹を横切る道をしばらく歩いた。やがて標高約2000mの石楠花尾根の最上部に着いた。周囲には岩が多かった。
- 石楠花尾根は文字通り石楠花の木が多かった。石楠花尾根の末端で林道を少し通った。稲子湯手前にはサワギキョウが咲いていた。
- 稲子湯ではバスまでの時間があまりなかったのでお風呂は我慢してアイスクリームを食べるだけにした。
- 稲子湯からのバスは約25人の登山者で混雑していた。