- 鎌倉駅からのバスは満員で5-6人が立っていた。10分程乗って浄妙寺バス停で下車した。曇り空だった。
- 歩き始めると、すぐに報国寺に着いた。山門をくぐり本堂に向かっていると、ちょうど植木屋が両脇の苔に散水しているところだった。水を含んだ苔はとてもきれいだった。お金をかけているんだなと思いながら境内に入った。本堂横の奥庭には竹林が有り、入場料が200円だった。竹林は観光客に任せ、我々は節約して先に行くことにした。
- 谷沿いに少し歩くと左手の小道に「巡礼古道」の標識があった。入って行った。すぐに階段の登りになった。少し登ると崖に金剛窟地蔵尊が穿たれていた。一休みした。
- 金剛窟地蔵尊からは稜線の右側を進む道になった。広葉樹の森だった。すぐ下には住宅が有るのにほとんど見えず、山奥の森を歩く感じだった。散歩の65歳くらいの男性とすれ違った。
- 少し下るとハイランド団地の端に出た。公園になっていて車道を歩かずに進むことができた。おそろいの黄色い帽子をかぶった幼稚園児が遠足に来ていた。
- 公園を右回りに歩いて行くと、芝生の広い所に着いた。ベンチがあった。池が端に有り、そばに水仙が咲いていた。水仙の写真を撮っていると幼稚園児が通りかかり、「こんにちは」と元気よく挨拶された。
- 公園端に衣張山登り口が有った。入って行った。小ピークを一つ越えると三角点の有る浅間山に着いた。南側の海の展望が得られた。山頂の脇に仏塔と石仏が有った。休んでいると50歳くらいの女性ハイカー二人が反対側からやって来た。
- 浅間山から稜線の道を歩いて行くと衣張山山頂に着いた、お母さん達7-8人が幼稚園児を遊ばせていた。子供達はぞうり履きやタビを履きで山頂を走り回っていた。足の裏を地面に触れさせようとの教育方針なのかしらと思った。足が冷たくても平気なんだなと感心した、7-8人の70歳くらいのグループも休んでいた。脇には水仙が咲いていた。シートを敷いて座り、白ワインで乾杯した。パンとチーズを食べてゆったり過ごした。海の先には大島が見えた。右側には丹沢大山が見えた。
- 帰りは山頂から北へ植林帯を下って杉本観音近くの住宅地に出た。後は鎌倉駅までゆっくり車道を歩いた。
- コーヒーを飲もうと鎌倉駅前交差点で「あそこのコーヒーショップにしようか」と相談していると、通りかかりの身なりの良い女性が「あそこのコーヒーはびっくりするほど高いわよ」と教えてくれた。鎌倉の女性は親切なんだから、と思いながら、結局、別のコーヒーチェーン店に入った。