- 初日、えびの高原付近の積雪は0.5cmから1cmだった。テントは他に2張りだった。キャンプ場には風呂があり、ゆっくりと入った。スキー場で聞くような拡声器からの音楽が17:00まで聞こえていた。
- 翌朝、テント内の温度は-1度だった。夜の間に雪が2cm位積もった。天気予報では午後からは回復するとのことだったため予定通り出発した。
- 頂上の手前で登山者が相次いで二人降りてきた。風が強く、よろけるようにしていた。
- 頂上は風がとても強く、吹雪だった。ザックカバーが飛ばされそうになった。水筒の水が氷りはじめ、ふたがなかなか開かなかった。小さな岩の陰で休むが、その間にも手袋の上からの風雪で手が痛くなってきた。予定通りの高千穂峰への縦走は不可能と判断し引き返すことにした。
- 標高差で100m程降りると、若い夫婦が登ってきた。大阪からとのこと。人に会うとほっとする。頂上は風が強いことを伝えた。
- 三合目まで下ったところで親子に会った。小学校1年位の息子は登りたくなさそうな様子だった。雪のへばりついた私の帽子を指さしながら、お父さんは息子に「あんなになるんだ」と言っていた。