- 前日、神威山荘前まで入り車の横にテントを張った。翌日は3:30に起床し、手早くテントをたたんで出発した。最初から渓流シューズを履いた。5分も歩かないうちに最初の徒渉が有った。
- 最初の徒渉からしばらくの間は林道歩きだった。440mの二股で再び河原に出た。間違って左股に行きそうになり、右股の赤布を見つけた同行者に注意された。
- 徒渉を繰り返しながら登っていった。徒渉の間は笹のヤブと河原歩きだった。524mの二股付近では右側の沢に雪が残っていた。コマドリが鳴いていた。まだ、稜線が高く見えた。710m二股手前の右手の岩にはアズマギクが咲いていた。710m二股先の尾根取り付きで登山靴に履き替えた。渓流シューズは木の枝につるしてデポした。
- 尾根は急坂だった。足元にはゴゼンタチバナが咲いていた。鳥のさえずりが多かった。標高1200m付近でいったん勾配がゆるんだ。1300m付近で振り返ると、ペテガリ岳と1839峰が見えた。国境稜線との合流点付近にはミヤマハンショウヅルが咲いていた。
- 山頂直下はハイマツが混じり、ナナカマドとウコンウツギが咲いていた。斜面の左手には三角形のソエマツ岳が見えていた。
- 山頂には単独行がいた。後から5人組が登ってきた。山頂からはソエマツ岳が見えていたが、すぐにガスの中に見えなくなってしまった。ハエが多かった。
- 下りは往路を戻った。下り始めるとすぐに5人組とすれ違った。(結局、この日、出会った登山者は11人だった。)尾根を下りたところでデポして置いた渓流シューズに履き替え、後は沢をのんびりと下った。最後の林道歩きではフキがたくさん繁っていて、先行の登山者が採っていた。
- 神威山荘で服を着替えていたら、腹の上にダニが付いていたので、あわててつぶした。