- 前日、松本の宿が取れず甲府で宿泊した。翌日、豊科からタクシーで一ノ沢登山口へ入り登山届を出して出発した。
- 沢伝いの道は水のそばを歩く所が多く快適だった。笠原沢まで登ると灌木が多くなり、日差しが暑くなった。笠原沢ではクルマユリが咲いていた。トンボが指先に止まっていつまでたっても飛び去らないので写真に撮った。
- 沢から少し離れて斜面をジグザグに登るところが胸突八丁でシモツケソウやセンジュガンピが咲いていた。最後の水場で水をくんで3リットルにした。水場の上方の沢には雪渓が見えた。
- メボソムシクイやルリビタキの鳴き声を聞きながらベンチを3つ過ぎると常念小屋に着いた。テントを張った。槍ガ岳が尖って見えた。ワインは生ぬるくなっていたので一杯目は小屋でビールを買って乾杯した。テントは約45張だった。
- 翌朝は快晴だった。山頂には約20人の登山者がいた。360度の展望で富士山まで見えた。
- 分岐を三股方面へ入ると急に登山者が減った。ハイマツが多かった。ウサギギクが少し咲いていた。霧が少し出てきた。前常念岳までは岩のごろごろした道だった。前常念からは急な下りで岩の多い北アルプスらしい道だった。下の樹林帯からルリビタキの鳴き声が聞こえてきた。標高2350m付近から樹林帯に入った。
- 標高2150m付近の尾根を離れたところで携帯でタクシーを予約した。標高1600mから下では広葉樹が多くなった。ゲートの所には予約時間より15分早く着いたが、タクシーが3台停まっていて、そのうちの一台に乗せてもらった。