- 水窪駅からのタクシーを山住神社で下車した。運転手によれば「道の無かった時代は歩いてここまで登った」との事だった。山中にあるにしては大きな神社だった。少し雪が残っていた。
- 山住神社からは舗装された車道を登山口に向かった。登山口手前には大きな広場があった。車が一台駐車してあった。登山口には三角点まで1時間30分と表示されていた。
- 最初は雑木林の尾根だった。緩い登りで右下に先ほどの車道の続きの林道が見えた。登りが急になると右側が植林になった。雪がうっすら積もっていた。一人分の足跡が山頂へ向かっていた。1312m標高点で尾根は左に曲がっていた。この付近で植林は無くなり雑木林の登りになった。
- 1390mのピークは南側が切り開かれて展望が得られた。1418mのピークは広い山頂で積雪は2-3cmだった。潅木の間に広がる雪原が心地よかった。1428mからの下りは右側が植林だった。登り返しになると雑木林になった。ブナも混ざっていた。足跡の単独行とすれ違った。
- 山頂には誰もいなかった。小さな祠が有った。南側と北側が、それぞれ木が刈られて展望が有った。あまり見る機会の無い南アルプス深南部の山々が見えた。南側にきらきら光っているのは、どうやら海らしかった。
- 下山は西方向に進んだ。先ほどの単独行の足跡が100mくらい続いていたが、途中で引返していた。足跡が無くなってからは色あせたテープを頼りに歩いた。分かりにくいところが多かった。
- やがて雪が無くなった。窪地を過ぎると鳥居が有った。鳥居を過ぎると植林が出てきた。臼ガ森分岐は植林の中だった。臼ヶ森分岐からは尾根の左側を進むようなった。左下がりの道で少し歩きにくかった。少し時間が気になり林道出合まで急ぎ足で下った。標高930m付近で林道に出た。
- 林道は途中で舗装路になった。上村集落まで少し急ぎ気味に歩いた。上村集落からは時間に余裕が出てきたので茶畑を見ながらゆっくり歩いた。
- 予定では向市場駅で電車に乗るつもりだったが、更に15分歩いて水窪駅から特急電車に乗った。