- 丸岡駅からタクシーのつもりだったが、寝坊したため福井駅からタクシーになってしまった。タクシーの運転手も仕事でここに来たのは初めてと言っていた。
- 最初の階段を登り、植林帯を過ぎるとアカマツの森になった。更に登っていくと、尾根が緩くなった。あたりにはやタムシバやツバキが多く咲いていた。キツツキの木をたたく音が聞こえていた。
- やがて尾根の道は二つに分岐していた。両方ともにテープが付けられていた。迷っているとタイミング良く人が下りてきて、「尾根伝いは冬の道で、トラバースの道が正しい」と教えてくれた。水場を過ぎて尾根の登りに戻ると、イワウチワやショウジョウバカマが咲いていた。
- 北丈競(きたたけくらべ)山の手前から少し雪が出てきた。南丈競山付近では積雪は20-30cmだった。北の方には雪を抱いた大日山が見えた。立派な小屋が有り、ノートが有ったのでコメントを記載した。
- 更に稜線を浄法寺山へ向かった。次第に雪が増えてきた。トレースは時々登山道を外れ、木の枝を避けながら登っていた。
- 浄法寺山山頂は30cmほどの雪に覆われていた。展望台が設置され、登るとながめが良かった。
- 浄法寺山から冠岳への尾根道は一番積雪が多く40cmくらい積もっていた。トレースに従って歩いていても時々もぐるのでスパッツを付けた。
- 冠山からの下りは南斜面で雪は無かった。急なところにはロープが取り付けられていた。ところどころにショウジョウバカマが咲いていた。
- 下山した浄法寺青少年旅行村は人影が無かった。下山地点では携帯が通じなかったので尾根の方に2-3分登り返してタクシーを呼んだ。配車係の人は「これから旅行村へ行くんですか?」と要領を得ない返事だった。「今、旅行村で携帯からかけている」と話してようやく理解してもらえた。
- 駅前でタクシーを下り、電車を待つうちにすっかり暗くなった。