- 城ヶ崎海岸駅から歩き始めた。駅前の桜並木は満開を通り過ぎて少し散り始めていた。ダイビングショップの前ではダイバーたちが支度をしていた。森の中に点在する保養所を見ながら海の方へ向かった。森からはコジュケイの鳴き声が聞こえてきた。
- ゆっくり坂を下り、払バス停のところで右手の海の方へ曲がった。集落を通ると富戸港に着いた。空気タンクをたくさん並べたスキューバダイバーが大勢いた。我々のハイキング姿は少し異質な感じがした。堤防の先近くまで進んで一休みした。一人釣り人が釣り糸を海の中に垂らしていた。海の水は澄んでいて底の石がきれいに見えた。
- 港を後にし、集落から車道を登った。案内板のところから歩道(城ヶ崎ピクニカルコース)に入った。木のチップの混ざる舗装された歩道で足に心地よかった。松の木の多い森だった。海に張り出した岩の上に魚の見張り小屋があった。更に歩道を進むと車道に出た。海の幸を食べさせる食堂があった。釣り堀りを海側に見ながら進むと再び歩道に入った。「こずり」と書かれた標識と砲台跡があったので一休みした。
- 歩道が海岸までいったん下がったあたりから観光客が増えてきた。登り返すと、やがて門脇吊り橋に着いた。吊り橋上には10人ほど観光客がいた。吊り橋は通らずに迂回路を通って吊り橋の写真を撮った。土産物屋の脇を通ると門脇埼灯台だった。灯台を回り込んで岬の先端まで行った。溶岩の多い岩場だった。海の景色を楽しんだ。
- 灯台からの遊歩道は林間コースと海岸コースに分かれていた。海岸コースを歩いた。観光客と頻繁にすれ違った。海洋公園に出る手前の見晴らしの良い所で昼食休憩にした。暑いので半袖のTシャツ一枚になった。岩の下にいるダイビングの船のエンジンの音が聞こえた。波の音に混ざり鳥のさえずりが聞こえた。
- 海洋公園にはダイバーが大勢いた。蓮着寺の左手を通ると再び歩道(城ヶ崎自然探究路)に入った。人も少ない静かな道だった。「にちょう」の岩場にはイワタイゲキが咲いていた。周辺にはビャクシンの木が有った。
- 「いがいが根」は広々としていた。夫婦のハイカーが休んでいた。ここにもイワタイゲキが咲いていた。
- 「とよ」までの間で数人のハイカーとすれ違った。「はしがかり」で標識に導かれて岬の先まで進むと眼下に柱状節理の岩場が見えた。
- 再び観光客が増えてくると滝に着いた。海に水が直接流れ落ちていた。すぐ先が「はしだて」で海に降りたところが「大淀・小淀」だった。水辺で観光客が5-6人遊んでいた。波の音を聞きながら休んでいると、10m位先の岩の上にイソヒヨドリが止まって甲高い声で鳴きだした。
- 遊歩道に戻り、少し進むと吊り橋に出た。左右の岩場にはクライマーがクライミングの練習をしていた。橋を渡り終わると急な階段の登りになった。登り切って、しばらく森の中を進むと八幡野港に着いた。集落から坂を登り、国道を経由して伊豆高原駅に戻った。