- 岩木山神社は、朝の霧がかかり、人影もまばらだった。神社の参道を少し登り、途中から神社横の登山道に入った。神苑桜林を過ぎるとスキー場になった。ゲレンデの中の砂利道を登り、再び登山道に入った。登っていくうちに霧が晴れ、木漏れ日が気持ち良くなった。ハルゼミも元気良く鳴き出した。
- 林床のハクサンチドリやオダマキを楽しむうちに、焼止り避難小屋手前に着いた。小屋の手前に沢水があり、飲むとおいしかった。小屋の少し先で雪渓になった。スプーンでカットしたような形になっていて、平らなところに足を置いて登った。雪渓の下を雪解け水が流れるので、雪の薄いところは避けて登った。時々雪渓の切れ目があり、下から冷気が上がって来て気持ちが良かった。
- 雪渓は中間部付近が一番急だった。雪渓横の夏道が出ている箇所にはノウゴウイチゴが咲いていた。次第に勾配が緩くなってくると雪渓は終わりになった。雪渓終点から種蒔苗代にかけてはミチノクコザクラが満開だった。何枚も写真を撮った。
- 種蒔苗代の池ではカエルが鳴いていた。池の回りにはミヤマキンバイがたくさん咲いていた。種蒔苗代から鳳鳴ヒュッテの間にもミチノクコザクラが咲いていた。お花畑を保護するためのロープが写真を撮るには少し邪魔だった。
- 鳳鳴ヒュッテからは八合目駐車場からの人が増え、すれ違いが多くなった。岩場が多く、右側通行になっているところもあった。ミヤマキンバイがたくさん咲いていた。
- 山頂はあいにく霧の中だった。時々、霧の切れ目から八合目の駐車場が見えるだけだった。
- 下りは八合目駐車場を経由して岳温泉へと下山した。中腹はブナ林でハルゼミがたくさん鳴いていた。岳温泉では、バスの待ち時間を利用して一風呂浴びて汗を流した。