- 福島駅で参加者9人が集合した。浄土平までバスで行った。レストハウス内で昼食後、歩き始めた。高曇りの天気だった。
- 酸ヶ平への登りではマルバシモツケとツマトリソウ、イワカガミが咲いていた。ウグイスが鳴いていた。右側の谷には雪解け水が流れていた。次々と下山してくる登山者とすれ違った。酸ヶ平の分岐手前の木道で一休みした。
- 分岐を右に曲がり一切経山へ向かった。避難小屋の先には水が流れていた。山頂が近づくと風が強くなった。空気の澄んだ日で山頂からは飯豊山が見えた。山頂の少し先から五色沼がきれいに見えた。
- 往路を浄土平に戻った。浄土平に着く頃には、晴れて日差しが強くなってきた。湿原にはワタスゲの白い綿毛がたくさん揺れていた。
- 車道を横切り、足元にマイヅルソウ咲く樹林帯を吾妻小舎まで歩いた。この日の宿泊者は15人だった。夕食前のひとときは、ビールを飲みながら歓談してくつろいだ。
- 二日目は快晴だった。桶沼を経由して浄土平まで歩いた。浄土平からは昨日と同じ道を酸ヶ平まで登った。日差しが強かった。酸ヶ平付近にはホシガラスが飛んでいた。
- 酸ヶ平の分岐を直進し、鎌沼に向かった。鎌沼のほとりではコバイケイソウが咲き始めていた。鎌沼を離れてチングルマを見ながら進むと姥ヶ原の十字路に着いた。ベンチで一休みした。
- 十字路からは樹林帯の登りになった。林床にはミツバオウレンやショウジョウバカマが咲いていた。登山者5-6人とすれ違った。
- 東吾妻山山頂は展望が良かった。磐梯山が良く見えた。そよ風が吹いていた。登山者が数人いた。
- 東吾妻山から樹林帯を少し下ると湿原に着いた。チングルマがちょうど花盛りだった。湿原からは雨水で掘られた道を下っていった。手で木を掴みながら下った。場所によっては1m近い段差が有った。時々登山者とすれ違った。少し道が緩くなった木陰で小休止した。
- 景場平ではサラサドウダンがたくさん咲いていた。池のそばのベンチで一休みした。池の周りにはワタスゲの綿毛が揺れていた。蛙が鳴いていた。
- 樹林帯を下り車道を渡ると鳥子平に着いた。風もなく静かな水面には空の雲が映っていた。ワタスゲが多かった。
- 沢の所で上り下りのある平坦な道を吾妻小舎まで歩いた。樹林帯だった。足元にはユキザサとマイヅルソウが咲いていた。森からはコマドリの鳴き声が聞こえていた。
- 浄土平では観光客が多かった。レストハウス前の石積みに9人並んで座って缶チューハイを飲みながらバスの出発時間を待った。