- 宇島(うのしま)駅からタクシーで求菩提(くぼて)登山口バス停まで行った。求菩提登山口の集落では鯉のぼりが谷の間にかけられていた。
- 山道に入り最初の植林帯を過ぎると谷沿いの道になった。沢を渡る箇所が何ヶ所かあり鎖がかけられていた。あたりは雑木林で新緑がきれいだった。
- 経読林道を過ぎると新緑はいっそうきれいになった。小鳥のさえずりやカエルの鳴き声を聞きながら登っていった。最後の涸れた沢を登ると稜線の大竿峠に着いた。大竿峠から一ノ岳を往復した。一ノ岳は南西側の展望が開け、英彦山が見えた。
- 大竿峠に戻り犬ガ岳を目指した。ミズナラの森だった。ムシカリも咲いていた。犬ガ岳手前の二ノ岳付近は少し岩場になっていて英彦山が見えた。
- 犬ガ岳山頂には10人ほど登山者がいた。展望台があるものの登っても樹林で展望は得られなかった。登山者にくっついてきた犬が2匹いた。正しく犬ガ岳だと思った。
- 三ノ岳付近にはシャクナゲの木が多く、ぽつりぽつりと咲いていた。つぼみの量は少なく、今年は裏の年のようだった。笈吊峠への下りでは長い鎖場があった(迂回路も有った)。
- 笈吊峠からの下りも新緑がきれいだった。下を見ている時よりも、振り返って逆光の中を見上げる方がいっそうきれいだった。キツツキの木をたたく音が聞こえてきた。この時期は木の有る山の方が魅力が大きいと思った。
- 最後の林道を下っていくと往路との分岐点に着いた。暑かったので分岐のところにあるトイレでTシャツを洗った。冷たくて気持ちよくなったTシャツを着て、車道をゆっくりと求菩提資料館バス停まで下った。
- 宇島駅の売店でおにぎりを買ったら、店員に「シャクナゲは咲いていましたか」声をかけられた。犬ガ岳は地元でも人気があるようだ。