- 事前に営林署に入林届を出した。平日の入林は認めないとの事だった。今回は小里さん岡田さんとの3人だった。水窪駅から予約したタクシーで林道終点まで行った。ゲートで名前を記入して出発した。
- 林道を9km以上登った尾根を回り込む地点に二十一林班営林署小屋が有った。前の広場で幕営した。見晴らしが良かった。水場は150m進んだところにあった。水場の先で林道は崩れていた。
- 翌日、小屋の横の登山口から登り始めた。良く整備された道だった。
- 稜線に出たところに荷物を置き、2214m峰に登った。笹の上に黒法師岳などの深南部の山々が見えた。分岐に戻るときやや東寄りに下りてしまい、ルートを見失った。胸ほどある笹ヤブをかき分けて分岐に戻った。
- 中ノ尾根山からは踏み跡がかすかになった。2251mのピークを過ぎて三又山に着いた。日があたり、気分の良い山頂だった。三又山からは似たような標高のアップダウンが続いて現在地が分かりにくかった。ひざ程度の笹ヤブが続いた。
- 鶏冠山南峰への登りの岩場はルートが分かりにくかった。ようやく色あせた赤テープを見つけ岩を東側から通過した。鶏冠山南峰からの下りは急な上にルートが分かりにくかった。あやまって滑り、太ももを岩にこすりつけてしまった。後で見たら青あざになっていた。鶏冠山北峰からの下りは尾根が広く踏み跡も無かった。磁石を真北からわずかに東に合わせて、下っていった。うまい具合に笹ノ平の南西端に出た。
- 笹ノ平はひざ程度の深さの一面の笹原だった。笹の上でテントの床がふわふわした。東側に5分下ったところに苔におおわれた美しい水場があった。夜中に冷え込み、明け方はテント内で-0.5℃になった。
- 暗いうちに笹ノ平を出発。鹿があちこちでぴーぴー鳴いていた。笹原が終わると樹林帯の尾根の登りになった。かすかな踏み跡をたどっていった。稜線に出る少し手前に急な岩場があった。
- 稜線からは、はっきりした登山道になった。池口岳南峰は木におおわれて寒かった。-0.3℃だった。南峰から北峰への下りは地面がこちこちに固まっていて滑りやすかった。
- 池口岳北峰はテントが数張り張れそうだった。天気予報が聞けるかと携帯をかけたがつながらなかった。
- 池口岳を少し下ったところから光岳、聖岳などが見えた。加加森山との分岐で光岳に行く岡田さんと別れた。
- 1838m三角点が黒薙だった。池口岳がよく見えた。1561m地点で携帯が通じたのでタクシーを予約した。
- 池口集落最上部からタクシーに乗った。平岡駅前の食堂で待ち時間を利用して祝杯を上げた。