- 駐車場からは表妙義が間近に見えた。鳥居をくぐり、長い急な階段を登ると中之嶽神社に着いた。お参りしていると石門コースから下りてきた男性に「展望台から先は通行止だった。展望台までも大変だった。気をつけて下さい」と言われた。石門コースとは反対側の星穴に向けて歩き出した。
- 登山道に入るとすぐ轟岩への分岐だった。鎖の岩場を登り、中空にかかる梯子を登ると轟岩の上に出た。緊張感を味わいながら展望を楽しんだ。轟岩から先は険しいのでヘルメットを付けた。
- 分岐に戻り、少し細くなった登山道を登った。標識は無く、赤テープとケルンを追っての登りになった。最初は植林帯だった。標高800mでAさんがサングラスを轟岩に置き忘れたのに気付き取りに戻った。轟岩基部の岩の上に置き忘れてあった。轟岩から分岐への下りで二人組登山者とすれ違った。
- 植林は終わり広葉樹の森になった。周辺のミズナラは黄葉していた。展望岩からは先ほどまでいた駐車場が見えた。風の音が心地良かった。
- 炭焼跡まではロープの張られたザレて歩きにくいトラバース道が多かった。右側が岩壁の所が有った。炭焼跡を過ぎると岩場になった。次々とロープの岩場が続いた。
- 星穴直下で道を間違えて岩の割れ目を登りすぎてしまった。つかんだ拍子に枯れ木が折れてしまいびっくりした。岩の上から3mほど下にロープの張られた正しい道が見えたので、少しザレた斜面を注意しながら下って正しい道に出た。20分ほどのロスだった。
- ロープの岩場を少し登ると星穴に着いた。直径10m程の大穴の向こうには表妙義の山々と紅葉した木々が見えた。星穴全体を写真に撮ろうと左上に登ったところ、足場が少し悪く、帰りはそろりそろりと戻った。だいぶ緊張した登りが続いたので食欲は今一歩だったものの、少し休んで緊張感がほぐれてきた。
- 帰りは往路を戻った。登りで間違えたところも順調に下った。ロープを頼りに慎重に下ったので時間もかかった。結局、山中で有ったのは轟岩ですれ違った二人だけだった。
- 中之嶽神社まで下りると観光客も増えてきて賑わっていた。予定よりも時間がかかったので、帰りの運転は寄り道せずにまっすぐ帰った。