- 大内観音入口でバスを下車し住宅地を霊山寺の参道へと向かった。見上げると山の中腹に霊山寺が見えた。参道までの途中には庚申塔が有った。
- 参道は石畳と石段の登り坂だった。最初のうちは横に農作業用のモノレールが有った。何丁目まで登ったかを示す石柱がところどころに有った。途中では水仙が少し咲いていた。重要文化財の山門をくぐると霊山寺に着いた。駿河湾の眺めが良かった。鳥のさえずりが聞こえた。
- 本堂の右側から山道に入り、照葉樹林帯を登って行った。稜線に出て右に進むとすぐ帆掛山の広々とした山頂に着いた。ベンチとテーブルが有り、座って休んだ。360度の展望で富士山がきれいだった。登山者が数人いた。
- 帆掛山からはいったん南の梶原山へ向かった。割と登山者のすれ違いが多かった。茶畑や竹林を通って行くと、やがて梶原山に着いた。360度の展望だった。梅が咲いていた。展望台と「梶原景時終焉之地」と書かれた石碑が有った。登山者が十数人いた。
- 帆掛山に戻り北の高山を目指した。最初の茶畑が終わると照葉樹と植林の樹林帯に入った。細かい登り下りが多かった。柏尾峠には車道が上がってきていた。日が差して暑いくらいだった。
- 柏尾峠からは竹林などの樹林帯を登って行った。いったん林道に出てしばらく歩いた後、再び山道に入り、茶畑と植林帯を少し歩くと山原中継所の分岐に着いた。分岐からは、ひたすら植林帯を高山南峰まで登った。南峰から高山山頂への登り途中には鉄塔が有り、そこだけ切り開かれて展望が得られた。展望を楽しむには鉄塔の足が少しじゃまだった。高山山頂は植林に囲まれていた。
- 高山からの稜線では数ヶ所東側の展望が得られた。富士山がきれいだった。三脚を使って写真を撮っている人もいた。稜線から穂積神社へ向かう尾根へ曲がると自然林になった。照葉樹に間に太い杉も混じっていた。
- 穂積神社からは照葉樹林の雑木林の道になり木漏れ日が気持ち良かった。新道と旧道が有り、旧道の方を通った。何丁目かを示す石の標識が有り、三十丁から段々減って行った。鳥居のある竜爪山登山口には水場が有り、車で来て大きなポリタンに水をくんでいる人がいた。登山口からは車道を歩いた。振り返ると高山の南峰付近が夕陽に輝いて見えた。