- 森宮野原駅近くの道の駅で腹ごしらえをしてから車道を歩き始めた。途中まで水田地帯の登りで田植えの終わったばかりの田んぼに山が反射してきれいだった。やがてウツギの咲く山の斜面の道になった。
- 津南キャンプ場は山伏山の山麓に有った。バンガローを借りて山登り本番前の前夜祭で盛り上がった。
- 二日目、舗装された林道を信越トレイルの津南口へ向かった。途中の林道上にはところどころ雪が残っていた。
- 津南口から山道に入った。足元にはイワカガミがたくさん咲いていた。ブナの急坂を登り、天水山の前衛峰(1050m)の山頂直下を通過していったん下り、松之山口の分岐に着いた。この付近は雪田になっていて、雪で傾いた標識が有った。アカショウビンが鳴きながら飛んでいた。いったん登山道を外れ、雪田を直上して栄村口からの山道に合流した。こちらは歩く人が多いようで、しっかりした山道だった。少し進むと津南口からの本来の山道と合流した。
- イワカガミやヤブツバキの咲く山道を登って行くと、ブナに囲まれた天水山山頂に着いた。太い木が多かった。
- 三方岳へは細かい登り下りが続いた。イワカガミやイワウチワをながめながらブナの森を歩いた。三方岳の手前は雪田になっていて眺めが良かった。K氏持参のワインを雪で冷やしながら飲んで一休みした。
- 三方岳を越え、稜線を更に進むと深坂峠に着いた。車が2台停まっていた。そのうちの1台には登山者がいた。雪が多いので出発をためらっていたらしいが、我々が下りてきたので、ようやく三方岳方面へ出発して行った。
- 深坂峠を過ぎると残雪が多くなった。長野県最北地点からは稜線が広くなり道が分かりにくくなった。7-8分道を探した。野々海峠までは、残雪の中のブナの緑を楽しみながら歩いた。野々海峠は約1mの残雪で覆われていた。
- 野々海峠から少し登り、西マド湿原に向け直角に左へ曲がる所も残雪で分かりにくかった。やがて左手に一面の雪におおわれた西マド湿原が現れた。白がまぶしかった。ゴンドラリフトの分岐を過ぎると稜線が狭くなり道も分かりやすくなった。急坂が2か所ほど有った。この付近が、この日の最高地点のはずだったが、何の標識もなかった。
- 須川峠手前の菱ヶ岳への分岐は、少し菱ヶ岳へ入ったところに標識が有り、分かりにくい感じだった。分岐からは時々雪の斜面を横切る道になった。小さな峠を越え、谷間を少し下ると菱ヶ岳への登り口に着いた。今まで歩いてきた道は、残雪が多いため通行禁止のロープが張られていた。
- 菱ヶ岳山頂への登りでは6人の登山者とすれ違った。山頂直下の雪田を過ぎると山頂に着いた。他の登山者はいなかった。この山行で一番の展望が得られた。
- 先ほどの登り口まで戻った後、ゴンドラリフトの終点駅へ雪におおわれた谷間の道を下った。最後のミズバショウの咲く木道の道を過ぎるとゴンドラ山頂駅に出た。後はスキー場のゲレンデを歩いてグリーンパークへ下った。