- 行きの新幹線は米原駅付近の雪のため15分ほど遅れて小倉に着いた。予定の特急に乗れず津久見駅には結局1時間遅れで着いた。遅れを取り戻すため登山口までタクシーに乗ることにした。タクシーの運転手は「彦岳トンネルには行った事が無い」との事で途中で住人に道を聞いていた。
- トンネル入口から少し戻ったところに広場が有り、広場奥の鳥居の所が登山口だった。照葉樹林の登りだった。すぐ上に林道のガードレールが見えたが、山道はいったん下りが有って、すぐには林道には出なかった。
- 林道に出たところから右上に進んだところに続きの山道が有ったが、いったん林道を左方向に下ってカーブの所まで行き山頂方面を眺めた。ここにも登山道が有ったので入ってみた。先ほどの登山道とすぐに合流した。
- 最初は尾根の西側(右側)に道が付けられていた。時々植林の混ざる照葉樹林帯だった。やがて尾根の真上の道になった。途中には水準点が有った。
- 石灯籠のところから右に分かれる道が有った。まっすぐ急登を進むと稜線に出た。分岐標識が有るものの分岐して行く道はよく分からなかった。稜線を一登りすると津久見市街地が見える展望所が有った。
- 時々上り下りのある稜線を進んで行った。行く手が下りの時には山頂が見えた。最後に一登りし、鳥居で右折して霜柱の道を登ると山頂に着いた。社が有った。快晴で佐伯市方面の海がきれいに見えた。ロープで囲まれた草地のところに翁草の標識が有った。ベンチに腰を下ろし、暖かな日を浴びながら一休みした。
- 佐伯市方面への下り始めは急坂だった。木の階段やロープの手すりで良く整備された道だった。100mごとに山頂までの距離を示す標識が有った。山頂まで900mの所で林道と交差した。山頂まで1kmの標識からはしばらく間が空き、次は山頂まで1.5kmの標識だった。途中には左手方向に大手洗の滝へ行く道が有ったがロープで閉鎖され通行止と表示されていた。
- 登山口からは集落の中をゆっくり歩いた。自転車の高校生が「こんにちは」とあいさつしながら通って行った。
- 狩生駅の渡線橋からはシルエットになりかけた彦岳が見えた。この日は山中では誰にも会わなかった。