- 三伏峠からの縦走も四日目になった。明るくなるとすぐに兎岳避難小屋を出発した。
- 聖兎のコルへの下りは少し急だった。マツムシソウやトリカブトが咲いていた。人の近づけない岩場にはタカネビランジがたくさん咲いていた。コルからは赤い岩のガレ場の登りになった。ウメバチソウが少し咲いていた。やがて白い岩が多くなった。チシマギキョウが咲いていた。
- 聖岳が近付くと勾配が緩くなってきた。トウヤクリンドウやミヤマダイコンソウが咲いていた。登山者10人ほどとすれ違った。
- 聖岳山頂には登山者が15人ほど休んでいた。聖平方面から次々と登山者が登って来た。
- 聖岳からの下りは岩屑のジグザグの急坂だった。次々と登山者とすれ違った。急坂が終わると尾根道になった。小聖岳を過ぎるとダケカンバの樹林帯に入った。やがてシラビソの森になった。
- 薊畑から聖平までのお花畑はマルバダケブキとトリカブトがたくさん咲いていた。鹿よけネットの中だけイブキトラノオがたくさん咲いていた。
- 暑い日で兎岳の手前の水場で汲んだ3リットルの水は飲みほしてしまった。聖平小屋で水を補給して1.5リットルにし、上河内岳へ向け登り始めた。