- 宮尾橋でバスを下車して車道を歩き始めた。寒かったので手袋と帽子を付けた。女鹿野集落への入口分岐付近から登り坂が急になってきた。
- 登山口の駐車場には車が3台有った。登山者ではなく渓流公園に来た人のものらしかった。「八ツ橋先で通行止め」と記載があり、林道の通行止め箇所の写真が掲示されていた。御前岳から釈迦岳へ縦走する人は迂回路を下山するよう指示されていた。
- まず、御前岳へ向け登り始めた。最初は沢沿いの道だった。雪がまだらに残っていた。小さな滝や短い鎖場が有った。いったん林道に出て左手に少し歩いた後、今度は尾根伝いに山道を登って行った。鎖場が数箇所有った。
- 御前岳山頂は積雪約1cmだった。展望は霞んでいて、隣りの釈迦岳が見える程度だった。
- 御前岳から釈迦岳へは、ブナの太い木が多い気持ちの良い稜線だった。積雪は2-3cmだった。前日あたりの単独行の足跡が釈迦岳へ向かっていた。釈迦岳への最後の登りは急な岩場で、ロープが取り付けてあった。
- 釈迦岳山頂で一休みした後、すぐ隣りのレーダーの有る普賢岳へ行ってみた。展望台が有った。周囲の人工物で落ち着かない雰囲気だった。単独行の足跡は普賢岳に寄らずに下山していた。
- 分岐に戻りブナの道を矢部越に向かって下山して行った。振り返ると釈迦岳が大きく見えた。矢部越は林道工事中だった。落ち着かないので少し下がった樹林帯の中で休んだ。
- 矢部越からは林道を近道する山道をしばらく下った。3回目に林道に出た所で山道を離れ林道の迂回路を歩き始めた。単独行の足跡は、そのまま山道を下っていた。登りに使った沢沿いの山道と交差したところから元の道を登山口へ下山した。結局、この日は登山者には会わなかった。
- 登山口からとぼとぼ歩いていたら、老人の軽トラックが止まってくれて下の集落まで5分ほど乗せてくれた。若干余裕ができてバス停までのんびり歩くことができた。