- まだ朝で車の通行の少ない国道をキャンプ場入口の先にある登山口まで歩いた。快晴だった。標識に導かれ山道に入った。最初はミズナラの森だった。やがてブナの森に変わっていった。鳥がさえずり、キツツキが木をたたく音がした。暑いのでシャツ1枚になった。
- いったん少し舗装された林道を歩いた後、再びブナの森の山道に入った。カメラを持った単独行が下山してきた。「雪がほとんど無くて」と残念そうに言っていた。やがて木の高さが低くなり、勾配がゆるくなってきた。もうすぐ山頂と言うところで人間の背丈ほどの大きな岩が有ったので登って一休みした。少し雪の残った恐羅漢山の北側斜面が見えた。キツツキの木をたたく音が聞こえてきた。
- ところどころ雪の残る平坦地を進むと山頂に着いた。樹林に囲まれていた。高さ3-4mの大岩が有ったので登ってみた。少し木がじゃまになって良い展望は得られなかった。ウグイスが鳴いていた。山頂の北側には少し残雪が有った。
- 掛頭山(かけずやま)方面に少し下ると雪面になった。積雪は10-20cmだった。スパッツを付けた。ブナの森だった。登山者の鈴の音が聞こえたが、結局行き会わなかった。雪はすぐになくなった。
- 猿木峠には小さな標識が有った。テープの印がついた道が左下へ分岐していた。猿木峠から3-4分進むと車道に出た。少し車道を進むと再び山道の入口があった。山道を標高1020m付近まで登ったときに猿木峠にカメラを忘れたことに気付き取りに戻った。15分ほどのロスになった。
- 掛頭山山頂付近はカシワの潅木が多かった。山頂は樹林に囲まれていた。右手に10mほど進むとスキー場のゲレンデの端に出て展望が良かった。
- 掛頭山からの下りはミズナラの森だった。しっかり踏まれた登山道だった。雪が融けたばかりなのか、上部では落ち葉が濡れていて滑りやすかった。
- 車道に出たところが土草峠だった。反対側の山の斜面にも踏み跡が有った。土草峠からは車道を歩いて八幡原のバス停に戻った。
- バス停は、しばらく前までバスのトイレ休憩に使われていたらしく、きれいなトイレが併設されていた。着替えをしてバスが来るのを待った。