- 予報では午後から天候が回復するとの事だった。今にも降り出しそうな空模様の中、タクシーで登山口に向かった。
- 登山口でタクシーを下りたときには、霧雨が降っていた。レインウェアを着て出発した。
- 滝の展望所では霧のため滝は見えなかった。音だけが聞こえていた。水場付近は新緑がきれいだった。
- 峨蔵越で昼食を食べた。雨は相変わらず降っていた。このまま登るか引き返すか迷った。携帯で天気予報を聞こうとしたが圏外で聞くことができなかった。登って来た方角と反対側の南側を見てみるとアケボノツツジやミツバツツジが満開だった。きれいな花を見て、引き返すのはもったいないと考え直し、このまま登ることにした。
- 鯛ノ頭までは満開のアケボノツツジがあちこちに咲いていた。ぬれた岩場が数ヶ所あり、注意深く通過した。鯛ノ頭に着いた頃には雨がやんだ。霧が立ちこめ、鯛ノ頭の岩は霞んでいた。
- 霧の中、山頂に着いた。岩が点在しヒノキが多かった。つぼみのアケボノツツジが1本あった。
- 鯛ノ頭まで戻るころには少し明るくなり、ウグイスが鳴き出していた。峨蔵越までの間では、行きには雨で撮れなかったアケボノツツジの写真を何枚も撮った。滝の展望所では、霧もだいぶ晴れ、迫力有る滝が見えた。
- 登山口からは駅まで歩くことにした。山頂が晴れないか何度か振り返ったが、ついに雲の中から姿を現さなかった。駅までは思いの外時間がかかり、電車にぎりぎりの時間になってしまった。