- 旗坂キャンプ場には車が約40台駐車してあった。登山届に記載して出発した。
- 林道を1-2分登り、30番標識のところから山道に入った。ミズナラからブナの森へと変わって行った。28番標識で一休みすると虫がたくさん寄って来た。ツツドリが鳴いていた。
- タムシバやムシカリが白く咲くブナ林を登って行った。平坦な旗坂平を過ぎて、26番標識の所で一休みした。
- 次の一群平も平坦な場所だった。23番標識付近から残雪が出始めた。鳴清水を過ぎ、水場付近になると雪の上の道が続くようなった。新緑がきれいだった。
- 一面雪で覆われた平坦地から左手へ20m程登ると三光の宮に着いた。登山者が5人休んでいた。北泉ガ岳が見えた。平坦地に戻り、少し先へ進むと大滝キャンプ場への分岐が有った。木の枝がかぶさり、今シーズンは、まだ誰も通っていない様子だった。
- 雪の斜面を横切る道を進んで行った。積雪は0.5~1.5mだった。数人の登山者とすれ違った。10番標識に沢が有り、蛇ガ岳への分岐点になっていた。更に赤テープに従って進んで行くと8番標識の升沢小屋に着いた。日帰りの単独行が小屋の前で休んでいた。結局、この日の小屋の宿泊者は他にはいなかった。
- 二日目の登り始めは雪渓だった。足跡に従って登って行った。途中で右手の雪渓に入って行った。最後に雪田の登りになると稜線に着いた。ウグイスが鳴いていた。
- 灌木帯を登り、倒れた2番標識を過ぎると、最後はハイマツ帯になった。一登りで見晴しの良い山頂に着いた。まだ、誰もいなかった。360度の展望を楽しんだ。小屋に入りお茶を沸かして一休みした。
- 下りは蛇ガ岳へ向かった。灌木帯の道を進んだ。足元にはヒメイチゲやショウジョウバカマが咲いていた。カッコーやウグイスが鳴いていた。雪田に出たところで一休みした。
- そのまま雪田を進むと迷いそうなので、いったん元に戻って登山道を進んだ。再び雪田に出たところで先の登山道が分からず5分程迷った。
- 蛇ガ岳は登山道の通路のようなところで山頂らしくなかった。灌木の上に船形山山頂が見えた。蛇ガ岳の先に分岐があり、左に曲がった。すぐに雪田になった。船形山がきれいに見えた。高校生10数人の団体と、10番標識分岐点までに3グループ、三光の宮までに1グループとすれ違った。
- 三光の宮は、誰もおらず遠くのカッコーの鳴き声が聞こえるだけで静かだった。三光の宮からはブナの緑を楽しみながら下った。下りでは視点が異なるせいか、タムシバとムシカリの白い花がいっそう鮮やかだった。