- 今回は8人だった。朝は雨予報だったので富士山駅から歩く予定を変更し、タクシーで馬返(うまがえし)まで行った。途中の浅間神社には大勢の外国人観光客がいた。馬返の茶屋でコーヒーを注文し、昼食を食べてから出発した。茶屋の主人が富士山のパンフレットをくれた。良い天気になった。
- 一合目からは右手に沢を見ながらの登りだった。エゾハルゼミの蝉時雨の中を登った。針葉樹林の一直線の登りだった。二合目付近では元気な子供を連れた香港からの家族と一緒に写真に映った。サルオガセが木から下がっていた。二合目と三合目の間で林道と交差した。トイレが有った。この付近で30人近いトレイルランナーとすれ違った。真新しい倒木が一箇所で有った。
- 三合目付近ではメボソムシクイが鳴いていた。四合目からは河口湖が見えた。四合五勺までは石畳が多かった。ルリビタキも鳴いていた。風が爽やかだった。
- 車道を少し歩き再び歩道に入ると五合目の佐藤小屋に着いた。小屋横からは富士山山頂、河口湖が見えた。夕食までの時間をこたつに入ってビールやワインを飲んでくつろいだ。時々トレイルランナーが来てはペットボトルの水を購入していた。他の宿泊はオランダからのカップルだけだった。
- 二日目は快晴だった。ルリビタキやメボソムシクイを見ながらスバルライン五合目に向った。スバルラインでは自転車レースのヒルクライムをやっていて、早い人が着き始めていた。
- 少し御中道を進み展望が開けたところで休憩した。奥秩父や南アルプスの展望を楽しんだ。
- ヒルクライムの選手で賑わうスバルライン五合目を後にして、精進口登山道に入ると再び静かになった。所々に石畳が有った。天神山スキー場から五合目を往復する男性単独行とすれ違った。「初めて人に会ってほっとした」と言っていた。四合目付近は苔の森の緩い下りが続いた。三合目は広場になっていた。スバルライン交差地点ではヒルクライム終了後の選手達が次々と下っていた。
- 笹が出て来る手前の1600m地点で倒木に腰掛けて昼食休憩にした。エゾハルゼミが鳴いていた。二合目付近は石がゴロゴロして歩きにくかった。一合目までの間には氷穴が有った。特に標識は無かった。林床は笹原から潅木へと変わっていった。
- 大室山分岐付近は周りに苔が多くなった。風穴には中学生の見学者が大勢いた。広葉樹と松の森から針葉樹の森へと変わっていった。最後の方は樹海の平坦な道になり、単調さに眠くなってしまった。
- 最後に舗装路になると赤池バス停に着いた。少し進むと精進湖越しに富士山が見えた。