- 五合目行きのバスはほぼ満席だった。バスは奥庭を通過しそうになったので運転手に声をかけて停まってもらって下車した。
- 奥庭のバス停からは石畳の道の登りだった。フジイタドリが咲いていた。山頂が良く見えた。
- 御庭山荘跡からの大沢崩れ方面への道の入口にはロープが張られ、「通行止め」の表示が有った。行けるところまで行ってみることにした。
- シラビソの樹林帯の道で南アルプスのような雰囲気の道だった。シャクナゲが少し咲いていた。しばらく進むと休んでいる4人組の横を通った。「これから向かうところ」との事だった。
- 樹林が途切れたところが滑沢だった。斜面を少し回り込んだ滑沢の終わりの所で道が約3mの深さでえぐられていた。対岸には登山道の続きが見えていた。上を見ても下を見ての斜面のえぐれは続いていた。対岸に渡ることは困難だった。ここで引き返すことにして昼食休憩にした。やがて先ほどの4人組がやってきた。「去年は通れたんだけれど」と4人組のうちの一人が言っていた。4人組は上へ30mほど登って渡れるところを探していたがあきらめて引き返していった。休んでいるうちに霧が出てきて上も下も見えなくなってしまった。
- 御庭山荘跡に戻る間に単独行とすれ違った。引き返した4人組に滑沢の様子を聞いていた様子だった。「50年前に御中道を一周したことがある」と言っていた。
- 御庭山荘跡からはスバルライン五合目に向かった。樹木がなくなり、霧も晴れて下の方にうっすらと本栖湖や精進湖が見えた。日差しが暑かった。途中のベンチは半分日影になっていた。日影に座ると涼しかった。五合目が近づくと登山者数人とすれ違った。
- 五合目は山頂からの下山者で混雑していた。満席のバスに乗り込んで河口湖駅に下山した。