- 二口温泉奥の登山口には、すでに車が7-8台停まっていた。表コースを登り始めた。
- 最初は谷沿いの道だった。一合目、二合目とそれぞれ石造りの立派な標識が有った。ツリフネソウが少し咲いていた。ムカゴを付けたミズが少し有った。三合目の手前に立石沢の標識が有った。広葉樹林帯でブナも混じっていた。この付近にはトチの実がたくさん落ちていた。
- 四合目の手前、標高800m付近が沢の源流地に近いらしく、湧き水が出ていた。水をくんだ。四合目から五合目まではブナの森だった。
- 五合目で尾根に出た。この付近にはアキノキリンソウやカニコウモリが咲いていた。七合目付近になるとガスが出てきた。ブナの森の中にナナカマドやムシカリの赤い実が有った。
- 八合目と九合目の間は急坂だった。「鼻こすり」との名前がついていた。ロープを使って登るところが有った。九合目を過ぎ、最後のゆるい登りになってから、なかなか山頂に着かなかった。
- 山頂はガスに覆われ展望はなかった。
- 下りは裏コースを通った。始めは、ゆるい坂だった。少しぬかるんだ所にリンドウが咲いていた。ところどころで潅木が少し紅葉していた。少し下ると「弥吉ころばし」と呼ばれる急坂になった。いったん座ってから足を下に延ばす感じの急坂を下った。やがて雨が降ってきたのでレインウェアを着た。
- 樋ノ沢避難小屋で雨宿りしながら休憩した。付近はブナの森だった。
- 小屋からは沢沿いの下りだった。下の方に沢が見えていた。やがて沢から離れて、だいぶ高いところを通る道になった。登山道が崩壊したらしく迂回路になっているところがあった。迂回路の終了点付近は岩場で滑りやすかった。
- 京渕沢を渡り少し下ると滝が有った。木がじゃまになり写真はうまく撮れなかった。滝を過ぎるとベンチが有った。谷の向かいにある磐司岩(裏磐司)の展望地点だった。霧の中で岩は見えなかった。
- 裏磐司の展望地点からは沢を何本も渡った。岩場になっている沢では、岩に足の部分だけステップが切られていた。
- 長い行程がようやく終わり、車の所に着いてほっとした。二口温泉につかり、濡れた服をさっぱりした服に着替えてようやく落ち着いた。