- 初日は小雨が降っていた。層雲峡青少年旅行村でバンガローを借りた。隣には「かんぽの宿」が有り、風呂に入ることができた。旭川で仕入れた食材で鍋料理を食べた。
- 翌朝は予約したタクシーで高原温泉に向かった。高原温泉は、ちょうど紅葉の見頃だった。登山届けを書いて出発した。
- 見晴台では、沼巡りコースの紅葉が見下ろせてきれいだった。忠別岳には、雪が少し付いていた。
- 第一花畑、第二花畑ではチングルマがすっかり紅葉していた。回りの紅葉もきれいだった。緑岳の登りでは、沼巡りコースの紅葉を写真に撮ろうとしている三脚のカメラマンが3人ほどいた。
- 緑岳山頂は西風が吹いて寒かった。東寄りに少し下がったところで休んで昼食にした。
- 小泉岳との分岐で左に曲がり白雲避難小屋に向かった。途中には、秋だというのに大きな雪渓があった。
- 寒かったのでテントはやめにして小屋に泊まることにした。小屋に荷物を置いて白雲岳を往復した。白雲岳山頂には他には誰もいなかった。静かな山頂を楽しんだ。
- 小屋は結局25人位の宿泊だった。夜、ラジオのニュースで「旭岳に初冠雪」と言っていた。
- 翌朝、4時に起床した。室温は5度だった。日の差す前に出発した。快晴だった。水場には水が流れていた。
- 北海岳に近づくにつれ、風が強くなった。防寒のため北海岳でレインウェアを着た。間宮岳への稜線はストックを持つ手がかじかんでつらかった。間宮岳付近では草に霜が付いてきれいだった。
- 中岳分岐で稜線を離れてようやく寒さから逃れ、暖かくなってきた。中岳温泉は湯船だけがある素朴な温泉だった。湯船の深さは20cmくらいだった。足だけつかった。気持ちが良かった。
- 裾合平への下りは一面のチングルマの紅葉だった。裾合平で急に人が増えた。ぬかるみが多くなった。秋だというのに、ワタスゲが咲いていた。
- 当麻乗越からは沼が見下ろせてきれいだった。2人ほど三脚のカメラマンがいた。田圃のようなぬかるみの道を六ノ沼に向かった。六ノ沼は回りの黄葉がきれいで、いつまでも立ち去りがたかった。
- この日は愛山渓ヒュッテに宿泊した。夕食は旅館の方で焼き肉の定食を食べた。ビールで祝杯を上げた。
- 翌日は、宿の送迎車が出る9:40までの間、雲井ガ原湿原に行ったり温泉に入ったりしてのんびり過ごした。