- 矢島からのタクシー、運転手によれば祓川に行くのは、この日5回目との事だった。梅雨明け最初の週末でタクシーも稼ぎ時の様子だった。
- 祓川で登山届けを記載して出発した。この時間帯に登る人はおらず、下ってくる人ばかりだった。賽ノ河原で最初の雪渓があった。雪渓下部の湿地帯にはヒナザクラとイワイチョウが咲いていた。
- 御田の雪渓を登り、灌木帯を登っていくと、小ぎれいな七ツ釜避難小屋に着いた。この日の宿泊者は誰もいなかった。小屋の水場上部には雪渓が残っていた。
- 翌朝、赤い日の出を見ながら出発した。氷ノ薬師手前の雪渓では末端まで下って水を補給した。舎利坂あたりではヨツバシオガマが満開だった。舎利坂の上部まで、登山者には会わず、静かな登山を楽しめた。七高山の手前ではイワブクロが咲いていた。
- 七高山では反対側から来た人で急ににぎやかになった。七高山から新山へ行く途中の下りではチョウカイフスマが咲いていた。水場を過ぎ、登りになると今度は岩だらけの道になった。岩をまたぎながら登った。山頂には数名の登山者がいた。岩の間から祓川が見えた。
- 神社の所まで岩だらけの道を下った。神社からは整備された道になった。雪渓を渡り、急な岩場に付けられた梯子を登ると外輪山の道に出た。
- 七五三掛から御浜神社までは、トウゲブキやアザミ、ハクサンシャジンのお花畑が続いていた。御浜では大勢の登山者が休んでいた。トウゲブキやニッコウキスゲの黄色い花の向こうに鳥海湖が見えた。
- 御浜からは石畳の整備された道を下った。下りでも暑くて汗をかいた。途中の賽ノ河原では上部に雪渓が残り、チングルマが咲いていた。
- 最後の遊歩道を下ると鉾立の駐車場に出た。売店で買ったコーラで喉をうるおし、トイレで汗にまみれたTシャツを交換した。