- 今回は6人グループのリーダーだった。バス停から少し歩くと正面に千歳山が見えた。ちょうど太陽が山頂部に見え、さながら「ダイヤモンド千歳山」だった。住宅地の裏に登山口の稲荷神社口が有った。
- この日は良い天気で冷え込んでいた。営業前のこんにゃく屋の前でストレッチをし、鳥居前で軽アイゼンの準備をしている間に長靴の人が何人か下山してきた。「長靴ですか」と尋ねると「スパイクが着いている。今日は上がガチガチに凍っている」と教えてくれた。
- 最初は凍った雪の着いた階段だった。更に多くの鳥居をくぐり、稲荷神社を過ぎると登山道になった。積雪は約10cmだった。凍っているところと土のところが交互に出てきた。
- 善光寺岩を過ぎると登山道は凍った雪に覆われた道になった。少し登ると見晴しが開け市街地の先に真っ白な月山や朝日連峰が見えた。
- 山頂直下には展望台が有った。木製の床には雪が凍って着いていた。軽アイゼンを付けたまま氷の所を展望台の上に登った。周囲の木が伸びて展望は今一歩だった。
- 山頂の積雪は10-15cmだった。石碑とベンチが有った。集合写真を撮っていると、登って来た登山者に「どこの山岳会」と聞かれた。「東京の世田谷」と答えると、「東京から新幹線で千歳山に来たのか」とびっくりされた。
- 下りは平泉寺大日堂に向かった。最初南東に向かった後、南側への急な下りになった。途中の分岐でまっすぐ下る道を選ぶと、どうやらショートカットの道らしかった。雪はないところが多かった。やがて急坂が終わり正しい道に合流した。
- 犬連れの単独行とすれ違って進むと小さなあずまやに着いた。座って一休みした。あずまやからは石仏を見ながらゆるく下った。やがて雪囲いに覆われた大日堂に着いた。人の気配はなく、雪の中にひっそりと建っていた。
- 大日堂から階段を登るとお堂が有った。その先は再び登山道になった。山頂方面からの鳥居の道を見ると登山口に着いた。後は車道を回り込んで進んだ。少し凍って滑りやすかった。途中で先ほどの犬連れの単独行と早くもすれ違った。慣れた人なのだろうと思った。
- 稲荷神社口に戻り、千歳山名物「玉こんにゃく」に舌鼓を打って、登山を終了した。