- 御殿場駅発13:30のバスは日曜祝日と夏の期間だけで、土曜は運休だった。舌打ちしながらタクシーに乗った。
- 山神社からの登りでは小屋番とすれ違った。「予約は入っていないので小屋を使っても良い」との事だった。テントを持っているので遠慮する事にした。
- 愛鷹山荘前のきれいに整地されたテント場にテントを張った。水はチョロチョロと出ていた。テントの中に荷物を置いて、黒岳まで往復した。黒岳からは、富士山から箱根の山々にかけての展望が良かった。演習場からの大砲の音が頻繁に聞こえていた。
- 翌朝は暗いうちに出発した。月明かりがあり、木がまばらな所では懐中電灯無しで歩くことができた。
- 富士見台に着く頃は、すっかり夜が明けた。左右に流れる雲の上に富士山があり、幻想的でビデオに撮りたいくらいだった。
- ガスにおおわれた越前岳に着いた。時々ガスが晴れ富士山や遠くの南アルプスの山々が見えた。木々には少し霧氷が付いていた。
- 呼子岳にかけてはブナがあちこちに生えていた。鋸岳付近は険しい稜線が続いていた。稜線の左右を巻く箇所が多く、鎖場やロープが続いていた。細い鎖やロープが多く、足元も石が崩れたり、少し残った雪が凍りついていたりして緊張した。
- 位牌岳はブナなどの木に覆われていた。この日初めての登山者二人に会った。
- 袴腰岳への途中で、この日3人目の登山者とすれ違った。馬場平は笹とブナなどの木に覆われた雰囲気の良いところだった。愛鷹山に近づくとヒメシャラも多くなった。愛鷹山山頂は芝生状になっていて昼寝をしたいくらいだった。富士山が半分雲に隠れて見えた。遠くには南アルプスがうっすらと見えた。
- ゴルフ場への下りで、途中ですれ違った単独行に追いつかれた。「車で送りましょうか」と言われ、疲れも有ったので甘えさせていただいた。おかげで予定より2時間も早く帰宅することができた。