- 前日のうちに中腹の浅間山荘まで行きキャンプ場に宿泊した。焚き火が許可されていた。焚き火の火を楽しみながらくつろいだ。
- 翌日は好天だった。幅広の登山道を登り始めた。最初はカラマツの林だった。やがて広葉樹林になり一ノ鳥居に着いた。沢コースと山側コースに分かれていたので登りは沢コースを通る事にした。沢沿いに少し変化があるコースを登って行った。沢の水は途中から温泉の水が混じるのか濁ってきた。やがて不動滝があった。不動滝の上が二ノ鳥居で山側コースが合流していた。
- 二ノ鳥居を過ぎると所々に草原があった。タムラソウがたくさん咲いていた。火山館手前の沢のところから異様に尖った牙山が見えた。沢付近は地面が白っぽく変色し硫化水素のにおいがした。火山館の前にはベンチが有り、座って休んだ。火山館の先にも少し草原がありハクサンフウロなどが咲いていた。
- 外輪山への最後の分岐を過ぎると樹林が終わり、火山の岩石におおわれた道になった。日差しが強くなったので標高2200m付近で休んで日焼け止めを塗った。斜面を左から巻く感じの道が続いていた。オンタデがたくさん咲いていた。
- 立入禁止告知板の所にはロープが張られ、浅間山の噴火口方面の登山が禁止されたいた。登山道は右折して前掛山山頂に向かっていた。コンクリート造りのシェルターの横を通り馬の背状になった稜線を登って行った。
- 登りついた前掛山山頂には「浅間山」の標識が立てられていた。登山者が7-8人休んでいた。東には本当の浅間山山頂が大きかった。遠くの山々は雲がかかりかけていた。雲の間から富士山や北アルプスが見えた。
- 下りでは次々登ってくる登山者とすれ違った。草原まで下りた後は花の写真を撮りながら下った。行きよりも光線の加減がよくなりタムラソウの群落がいっそうきれいだった。
- 浅間山荘で一浴し、そばを食べてから帰った。