- 最初は樹林帯の登りだった。エゾハルゼミが鳴いていた。木にはエゾアカマツアとかキタゴヨウマツとか書かれた看板が取り付けられていた。前回同様、熊よけの鐘が有り、鳴らすと大きな音がした。
- 平坦なところが少し続くと第二休憩所でベンチが有った。次々と登山者とすれ違った。休憩小屋までの間で39人とすれ違った。最後に会った人には「これから登りですか」と声をかけられた。
- 休憩小屋で展望が開けた。残念ながら山頂は雲の中だった。馬ノ背への登りではイブキジャコウソウやキンロバイが咲いていた。一瞬晴れて山頂が見え、下山してきた人と一緒に喜んだが、すぐに雲の中に隠れてしまった。馬ノ背までに10人とすれ違った。
- 馬ノ背からは霧の中の登りになった。エゾコウゾリナやキンロバイが咲いていた。4人とすれ違った。幌満お花畑への道を右に分けると登りが急になってきた。
- 岩場を登り、やがてダケカンバの樹林帯に入ると、まもなく山頂に着いた。誰もいなかった。霧で展望は無かった。
- 早めに出発して、前回は行かなかった幌満お花畑へ行ってみることにした。細いダケカンバの多い尾根を下っていくと、やがて少し開けた幌満お花畑に出た。エゾルリムラサキが目立たなく咲いていた。
- 幌満お花畑からまっすぐ進む道は廃道で、右に曲がって山頂を迂回する道に入った。約20分進むと行きに通った道に合流した。
- 馬ノ背からの下りになると、ようやく霧が晴れ、下の方に避難小屋の屋根、その先に海岸が見えた。少し風が出てきた。
- 最後は西日を木の間に見ながら下った。駐車場には、この日、宿泊すると思われるワゴン車が2台停まっていた。結局、下りでは誰にも会わなかった。