- 前日、登山口のキャンプ場で宿泊した。家族連れなどでにぎわっていた。
- 翌朝、ホトトギスの鳴き声で目が覚めた。朝焼けがきれいだった。
- テントに余分な荷物を置いて出発した。最初は川沿いの木道、その後はブナ林の中を登る道だった。
- 潅木が多くなってくると木の階段の下りになり、荒菅沢に着いた。沢は雪渓になっていた。上流には荒々しい岩壁が見えた。山頂は雲の中だった。
- 荒菅沢からは尾根の急登になった。ところどころにロープやはしごが有った。ガスが出てきて展望は得られなくなった。
- 尾根を登り終わると笹平の東端に着いた。ガスで視界は得られなかった。ハクサンシャジンやコゴメグサが咲いていた。
- 笹平東端からは、お花畑の中の道だった。しばらく緩いアップダウンを繰り返した後、最後の登りになった。マルバダケブキやタテヤマウツボグサが咲いていた。
- 山頂は、二つのピークからなっていた。左のピークの方が少し高かったので先に行ってみた。7-8人登山者がいた。霧雨が降っていたのでレインウェアを着た。昼食をとりながら待ったが、ついに晴れなかった。帰るときに右のピークに行ってみた。たまたま、少し視界が開け、周囲の山がぼんやりと見えた。
- 帰りは、ぬれて滑りやすい坂を慎重に下った。登山口付近は雨が降らなかったのか、道が乾いていた。
- バス停に向かって林道を歩いている時、車が停まってくれて雨飾荘まで乗せてくれた。山荘で一浴し、祝杯を上げた。