- 高島トレイルの二日目は黒河(くろこ)峠からだった。夜明け前に少しにわか雨が降った。朝焼けを見ながら出発した。
- 三国山への登りでは鎖場が有った。三国山が近づくと木道が有り、豊かな水場が有った。縦走路から少し脇道に入ると三国山山頂に着いた。良い天気になり琵琶湖が良く見えた。
- 分岐に戻り、縦走路の続きを歩いた。明王の禿(みょうおうのはげ)付近は紅葉がきれいだった。風が強かったので早々に通過した。
- 赤坂山の山頂も風が強かった。琵琶湖の眺めが良かった。風が強かったので岩陰に隠れて休んでいると、3人組のトレイルランナーが登って来た。挨拶して、どこから来たのか尋ねると「すぐ下から来た」との事で、地元の人達だった。3人並んでの写真を撮ってあげた。風が強く寒かったので、トレイルランナーは早々に往路を下山して行った。
- 次の鞍部の粟柄越も風が強かった。粟柄越からはススキや草原の稜線で眺めが良かった。841m峰の肩まで来ると山の陰になって少し風が和らいだ。841m峰の肩から寒風までも眺めの良い稜線が続いた。名鉄ハイキングのスタッフ二人とすれ違った。寒風付近には登山者が6人休んでいた。
- 寒風からも琵琶湖の眺めの良い稜線が続いた。冷たくて強い風がススキの穂を揺らしていた。次の大谷山への途中で女性二人男性一人の3人組とすれ違った。男性に「トレイルですか」と聞かれた。トレイルを歩くかどうか尋ねられたのは今回初めてだった。「はい」と答えると「どこまで行くんですか」と聞かれた。「今日は抜土(ぬけど)の先まで行きます」と答えると、「すごいですねえ」と言われた。
- 大谷山からは草が被り気味になった。石庭(いしば)分岐では樹林に入って風を避けながら休んだ。抜土への下りで樹林帯に入った。トレイルランナー二人とすれ違った。
- 抜土で水を補給して3.5リットルにした。抜土からしばらくはブナ林の急登だった。水の重量が増え足取りも重くなった。勾配が緩くなると、やがて標高930mの台地に着いた。大御影山の手前のブナ林だった。テントを張った。ブナの黄葉のきれいな別天地だった。夕暮れまでのひとときをコーヒーを飲んでくつろいだ。