- 西ノ島から知夫利島への連絡船は小さかった。乗客は十数人だった。来居(くるい)港が近づくと思いの外揺れた。来居港からは迎えの車に乗って宿に向かった。
- 宿に余分な荷物を置いて歩き始めた。宿近くの道脇にはノダイコンが咲いていた。好天でこれから向かう赤ハゲ山が良く見えた。風が少し強かった。
- 後醍醐天皇上陸地の碑を見て仁夫集落を通り抜けた。少し登って左手に入ると灯台(照射灯)が有った。一休みした。付近には牧場が有り牛が放牧されていた。風が強かった。
- しばらくは平坦な舗装道が続いた。牧場が有った。牛が森の中を駆け回っていた。タヌキが牛の間を歩き回っていた。キジも鳴いていた。風がないところでは暑かった。
- 標高180mの分岐を過ぎると草地になり展望が良くなった。車も人も通らない眺めの良い舗装路を風に吹かれながら登って行った。ノダイコンがたくさん咲いていた。
- 赤ハゲ山山頂には休憩所とトイレが有った。ノダイコンがたくさん咲いていた。ノダイコンの上を渡ってくる風に吹かれながら島前カルデラの景色を楽しんだ。知夫利島を出発していくフェリーが見えた。
- 山頂から少し下った分岐点を右に入り赤壁(せきへき)に向かった。牧場の中を歩く道だった。舗装路だった。牛がたくさんいた。道の上にも牛が出てきていた。牛の脇を注意しながら進んだ。タヌキもいた。キジの鳴き声も多かった。二羽のキジが鳴き声を立てながら縄張り争いをしていた。負けたキジは150m位飛んで逃げていった。キジもいざとなると飛ぶことができると初めて知った。
- 赤壁展望台へは少し登りの道だった。途中から遊歩道になった。歩道の両側には牛が歩道に入り込まないよう柵が設置されていた。遊歩道の終点からは迫力有る絶壁を見ることができた。少し風が有った。
- 牛の多い道を歩いて宿に向かった。相変わらずキジも多かった。69m標高点分岐の手前ではオキタンポポが咲いていた。69m標高点からは灯台(照射灯)近くを経由しない近道を通って仁夫集落に直接出た。
- 翌日は待ち時間を利用して宿の南に有る長尾海水浴場を散策した。静かな海辺でゆっくりと休む事ができた。