ビシェノー  12/2・3

ビシェノー周辺のブルーレイクと、セントへレンズの海。

 ビシェノーに着くちょっと手前で、時間に余裕があった為ビーチへいく事にした。 道はよく分からなかったが、「とにかく方向さえ合っていれば着くだろう。」 と思い、脇道に入っていった。 すると、どんどん道が悪くなっていく。 「ヤバイなー」 と思っていたら、タイヤが空回りしだした! 「止まったら駄目だ!」 とアクセルを踏むが、時すでに遅し。 やわらかい砂にタイヤがすっぽりと埋まってしまった。 そこから悪あがきするが、車はどんどん埋まっていくばかり。 腹がくっついてしまい、タイヤは完全に空回り状態になった。

 周りに助けてくれそうな車はない。 というか、人影すらない。 しかし雪国育ちの私は何度か経験している事。 (砂ではなくて雪でだが・・・。) その時は 「きっと自分達で脱出できるだろう。」 と思っていた。 しかし雪と砂ではちょっと勝手が違っていた。 雪の場合は掘っていけば、やがて道が出てくる。 ところが砂はいくら掘っても、底がない。

 1時間以上もがいた結果、無理だという事に気付き、人に助けを求める事にした。 しばらく歩くと民家が見え、そこには何と 「どんな車でも引っ張りますよー。」 といっているかのような4WDが止まっているではないか! 「これ幸い。」 と思い事情を説明すると、 「OK!」 と快く車を出してくれた。 よくある事らしく、埋もれている車の場所まで、説明しないのに行ってくれて、あっさり引き上げてくれた。 「出られた〜。」

 一時は、「ここで宿泊になるかもな。」 くらいの覚悟をしていたので、涙がでる思いだった。 車が出られたという事よりも、助けてくれた人のやさしさに感動した。 タスマニアの人は、いい人ばかりなのかもしれない。

 

スワン・シー 12/4

4段アイスクリーム
イチゴの4段アイスクリーム。
美味いが甘過ぎ。

 ビシェノーの少し南のスワンシーという町の近くに、4段アイスクリームを売っているファームがある。 見ての通り巨大だが、値段はたった2.7ドル。しかしかなり甘いので、最初は美味いが食べ終わる頃には気持ち悪くなった。 手にもいっぱい垂れてくる。

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