酒母室にて

杜氏さんといっしょに酒母のタンクを覗き込んでいます。強烈な吟醸酒の香りがします。どぶろくってこんな感じだったらしいですね。


階段を登る

米を蒸している釜から二階の麹室へ、昔ながらの木桶を使って運び上げています。これがなかなか息が切れるんですよ。


麹室

麹室は室温が36度から40度近くまで上がっていて、とても熱い。杜氏さんたちは上半身裸ですが、われはれはそうもいかないのでTシャツで作業をしています。塊になっている酒米をばらばらにして、均一に慣らしていきます。


麹室前で

麹室の前では昨晩種付けがされた酒米が真っ白になっていました。塊が無いようにバラバラにこなしています。


米麹

これが米麹ですね。ちょっと甘味があって、お菓子みたいです。


麹室にて2

昨晩種付けがされた酒米は何重にも布に包まれて一晩を過ごします。すると米にはうっすらと白い粉が浮いています。それが麹菌です。


麹室にて3

これが、塊になった米麹をバラバラに切っているところ。切るといってもはさみで切るわけじゃないですよ。ぼろぼろと崩れていく米麹が、また気持ち良いんですよねぇ。


麹室にて4

杜氏さんのデモンストレーションが終わると、われわれの出番です。現在1階では大きな釜で米が蒸されていて、出番を待っています。手際よくやらないと後が詰まっているので大忙し。


麹室にて5

これ、機械で1階から麹室まで運んだ米です。こんな木枠の中にパイプでガンガン詰め込みます。いやぁね、文明の力はすばらしいです。(この米はあさまおろしに使う分ではありません。念のため・・・。)


蒸かした酒米をばらす。

蒸した酒米を約36度まで冷まします。その前に、蒸かした米の塊をばらさなくてはいけません。


コンロ・・・

定番のコンロです。麹室を40度近くに上げるために使っています。酒に変な匂いをつけられませんから、石油のストーブなんて使えません。この他に電気のジェットヒーターが1台あります。


麹菌を付ける

釜から運んだ米が36度まで下がったら、麹菌をつけます。これは杜氏さんのデモンストレーション。


洗濯中

使った道具はすぐに洗います。もちろん、匂いがついてしまうので洗剤なんて使いません。井戸水を使ってしっかりと。


麹室にて7

麹菌をつけ終わった酒米はこうやって中心にまとめます。で・・・。


ぐるぐる巻き

で、中心に集めた米を布でぐるぐる巻きにして保温します。翌日には表面に麹菌が白い粉を浮き出させます。


うっ、重い。

杜氏さんに「一輪車の使い方が下手だなぁ」と言われながら米を洗い場に運びます。30キロ×4袋だから120キロ。いまどき一輪車使う人って少ないんじゃないかなぁ。


弁天の泉

小諸の名水と言えば「諸」地区の弁天の泉。『あさまおろし』は洗う米から仕込む米、割水まで、すべてをこの「弁天の泉」の水を使っています。これも、こだわりのひとつです。


酒粕

これ、酒を搾った後の酒粕です。これがまたチーズみたいな舌触りでおいしいんですよ。これをつまみにして日本酒呑んだら・・・・止められませんなぁ(^_^;)


米の計量

仕込む米の量は正確を期しています。杜氏さんが仕込みの量から計算をして出した数値を見ながらの作業。この後に洗米を行います。


洗米の事前指導

杜氏から洗米の指導を受けています。この作業は秒を争そう作業なので、皆さん真剣です。


洗米が終わって

洗米の作業は、この袋の中に手を突っ込んでかき回して洗います。新しい水をふんだんに使うその作業は本来は零度の水なのですが、今回は弁天の水を汲んできたばかりだったのでけっこう温かい水でラッキーでした。 現在は、米に水を吸わせているところ。


熱心な・・・

今回も熱心な方がたくさんいらっしゃいました。皆さん飲兵衛なんですね(^_^;)というのは冗談で、米の吸水率に関しての講義中。どんな米でも上手に磨げば非常においしいご飯が炊ける・・・という米農家ならでわの話題は説得力があります。


吸水具合を見る

和田杜氏が吸水具合を見ています。今回は既定の時間よりもかなり長く浸けて置きました。


二次会

小諸の居酒屋「山野草」で二次会。大雪のため仕込みに参加できなかった馬場氏も緊急参加。


二次会2

奥から北海道から参加の鈴木さん、東京から参加の岡さん、一番手前が杜氏の和田さんです。 山野草はいい酒が揃っています。


麹きり機

これもハイテク?です。米麹を切る(塊をばらす)のが、あっというまに均一に出来ます。(これも、あさまおろし用ではありませんからね・・・。念には念を押して)


実は、2日目。

実はここから2日目です。昨晩は呑みすぎた皆さんですが元気に到着しました。朝っぱらから桶を担いで米運びです。ゼェゼェ。


ハイテク?その2

一階の釜から機械を通して一気に二回の麹室へ運んでくれるパイプです。ジェットエンジン(^_^;)みたいな音がして迫力があります。これで↑で紹介した木枠の中に米がたまってくるのです。


急がしぃ〜

もっとも忙しい作業のひとつ。釜から出した米を温度を冷ましながらバラバラにしてくれる機械なのですが、なかなか思い通りの大きさになってくれないので、ここで細かくしています。この写真では2人でやっていましたが間に合わなくなって6人でやっている写真もあります(^_^;)


櫂入れ

 良くテレビなんかで見ますよね。仕込みの唄かなんか歌いながらやりたいところですが、けっこうこれが重労働なんですよ。会長さんもりきみながらやっています。(これはあさまおろしの仕込ではありませんよ。)


タンクの中

このタンクは、まだまだ発酵が進んでいないので米の形がしっかり残っています。発酵が進んでくると液体になるので櫂入れもやりやすいのですが、この状態だとまだまだ大変。


麹室にて

杜氏さん、女性に囲まれて機嫌よさそう?。蒸した米の温度を計っているところです。


酒粕2

酒粕は、一旦袋に入れてから、再発酵させて市販の酒粕として販売するのだそうで、それまではこの袋の中に入れて置くそうです。


数量確認中

米の量を確認しているところ。間違えると、それだけ米が無駄になってしまうので、皆さん慎重です。


洗米2

手で洗うのとは別に、こんな感じで米を洗うこともあるんです。


洗米3

で、パイプを通って出てきた米は、こんな感じで出てきます。これを吸水具合を見ながら米を蒸かす釜に写します。


集合写真。

で、2日間の仕込が終わり2年連続で参加してくれた2人に認定証が贈られました。 さて、3月10日頃には、おいしいあさまおろしが完成することを祈りましょう。