○務の現場でIT革命は進んでいるか?!〜その1


 さて、もう皆さんも分かってるんじゃないかと思いますが、@の本職は○務員。コンピュータ化が全国でも激烈に遅れているという、西新宿の超高層ビルを総本部とする某・謎の組織の職員でございます(^-^;)。
 @の勤める○庁が、コンピュータ化の全国比較の中でワースト1,2を争ってるという状況については、@的にもいくつか弁明するです(^-^;)。要は、導入の時代が早過ぎたということが大きいですな。あの超高層をぶっ建てた時に、庁舎に光ファイバー網をめぐらし、出先全所にも財務システムをオンラインで配置するという暴挙偉業を成し遂げたのは良かったんですが、当時はまだまだオフコン(専用端末)全盛期で、パソコンなんかは趣味でBASICやってる人&理系の学生・研究者のためのもの、と言う時代。だから、大部分の部署では、超ハイスペック(←導入当初(笑))端末が、1〜2台鎮座ましましている、という状況。スゴイものがある、というだけで、なかなか広く浸透・普及・活用されない状態が長く続いてしまった訳ですな。
 ところが、「OA」が「IT」という言葉に置き換えられ始めた頃から、これじゃいかん、という事にやっと気付いたようです。情報交換用として、各所属に庁内ネット端末を配置し、最近では、やっと、本庁舎で職員一人に1台LAN体制がほぼ完成しつつあります。でも、インターネットには繋がってないので、イマイチな感じです(^-^;)。
 ……と、そんなハイレベルな話はさておき、そもそもOA化自体が全く盛んでなかったZ局の末端の末端である@の新所属の出先事務所では、IT革命はどんなものであるか?。そりゃ、もうお寒い状況ですがな(ToT)。
 まず、そもそもパソコン自体つい最近まで配置されていなかったため、パソコンで仕事をしようという発想が無い。お仕事の対象である住民情報&とある物件の情報処理用の専用端末はあるんですが、いかんせん計算処理専用なので、パソコン的な利用は出来ない。つまり、仕事のノウハウや引き継ぎがデータの形で蓄積されていない訳なので、@がZ局に異動当初に先輩職員から厳しく言われたのが「仕事は盗んで覚えろ」というセリフ(^^ゞ)。参考となる前例は全て手書きの計算書&復命書。該当事例を探しまくって台帳のページを繰る日々(^-^;)。一太郎ないしはエクセル形式の雛型というものが存在しないので、前例のファイルをちょっと加工して利用する、という事が出来ないんですね。また、全てが手書き処理なので、書いたものは1部だけしかないから、データとして参考事例をまとめておいたりと言った伝統も無いので、仕事の方法は、先輩職員から見よう見まねで盗んでくるしかないということになるんですね。
 こういった環境での仕事の方法が確立し、順調にこなされている職場で、パソコンを普及させよう、というのは容易なことではありません。職場内では「なんで今まで手書きで十分対応できたことをわざわざ新しくパソコンでやらなくちゃいけないの?」ということばをよく耳にします。それじゃダメだよ〜、と叫んでみても、Z局は年齢的な偏りが大きく、定年まで10年以内の人が相当おり、半数を占めているとも言われている職場。わざわざ残り少ない勤務年数しか残っていない我々は旧来のやり方でまっとうするから、若くて未来ある人がそういうモノをおぼえればいいという空気が漂っています(-_-;)。それを言われちゃおしまいなんだけどな(ToT)。
 はてさて、こんな職場なんですが、本当にIT革命はやってくるのか?見守って行きたいと思います( ̄ー ̄;)。