読んだ?!★4 六番目の小夜子 恩田陸・著 地方の名門高校で、代々まことしやかに伝えられ守られている「伝説」。津村沙世子が転校してきたその年は、「六番目のサヨコ」の年であった。。。 ほのかにレトロな懐かしさを感じる学園モノの小説です。いや、単なる学園もので済ましちゃっていいのかなぁ?、といった風情の微妙な作品です。 新潮社が募集した日本ファンタジー大賞(だったっけか?)に入選した恩田陸のデビュー作っす。ってことは、ファンタジーになるのかな?う〜む、ミステリーの匂いもするし、ひょっとするとホラーかも……(^-^;)。>詳しく解説しちまうと思いっきりネタばれになるのでこのくらいで……。 学園という舞台”で、”生徒という主人公”でないと見えないモノ、持ち得ない感性。そのへんの微妙な差異を捉え、物語として完成した作品っす(^^)。 さて、この作品、先頃NHK教育で中高生向けにドラマ化されたんですが、舞台は中学校に置き換えられ、新しく設定された主人公(女子中学生)とミステリアスな転校生沙世子の友情、そして小説では主人公であった少年がやや副主人公的な存在で、学園伝説に挑んでいくというストーリー展開。青春物カラーを抑え、冒険謎解き物が色濃くなってます。サヨコの正体も分かりやすく設定し直してタネ明かししてたし(^-^;)。まあ、あれはあれでNHKの少年少女ドラマとしていい雰囲気に仕上がっていました♪ 高校生バージョンのまま映像化するなら、やっぱり映画化なのかな?角川映画の薬師丸ひろことか原田知世が出てた頃の雰囲気に仕上がるといい感じかも(´ー`)。 |
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