*新作Astroアトム各話一言レビュー*

 DVD買っちまったよ、しかもBOX(自爆)。……で、まずはBOX1(第1話〜12話)から(´ー`)。
 TV放映も毎週見てるんで、追っ付け続きの分も(^^ゞ。


<第1話:パワーアップ>
 あれ?冒頭からお茶の水博士なんですか?「思い上がるなお茶の水〜」ってアトムを創ったのは天……、そうか、アトムはリセットされて再起動ですか?どうやら飛雄くんの記憶も持ってるみたいですね。それを『アトムの出生の秘密』にして全編通しての謎にする訳なんですね( ̄ー ̄)!
 街には働き蜂型ロボットが。虫マニアの手塚先生への敬意が込められてると見ました。でも、ジオワームの形態を虫型自律系擬人化してしまうのはちと強引にファンシーすぎるか(^-^;)?このへん、80アトムの第1話のvsロボット処理車のシーンの哀愁感と比較すると興味深いかも。

<第2話:ロボットボール>
 ロボットチームの球技ですな。ロボットボール選手のロボットの皆様、かなり凝ったカッコよさで、半裸のガキンチョ主人公との対比が(^^ゞ……。
 あぁっ、出たよ出た出た
天馬博士!しかもなにやってるんだよアンタ(^o^;)。かなり思考と発言が逝っちゃってますな。なんか怪人20面相とか戦隊モノの悪役ボスみたいな勘違いっぷりです(怪しすぎ)。
 ゲストキャラは手塚作品から出演してるんですな。ファンには嬉しい演出です♪
……でも、無理に出さしてストーリーの本末転倒ってことにならないようにね(^-^;)。

<第3話:アトム宇宙へ行く>
 アトムがまだ幼い感じでカワイーの。インプリンティングされたヒヨコみたいに『お茶の水はかせぇ〜』とついて回っている様子(ほのぼの)。
 宇宙人モノのエピソードは手塚SF、特に原作&白黒アニメのアトムでは基本。でも、新作Astroアトムでのロボット観を、ロボットたちの緊急救助機能の発動と宇宙人の助けを求める声との関係で無理矢理説明&こじつけてるようで、ストーリーに対して荷がちょっと重い感じが(^-^;)。

<第4話:電光>
 アトムいよいよ登校ですね。えぇっ?!担任はヒゲオヤジ先生じゃないの(ToT)?なぜだー?!
 科目自由選択制でバーチャルリアリティを利用した授業とか、未来っぽくていいですけど、そこまで校舎作りこむかって言う気も……、でも、アメリカならやるかも(^-^;)。それから、ケンちゃんは有色人種ですね、インド人とかっぽいです。どちらも米国での放映を念頭においていることが明白ですね(^-^;)。
 電光君可愛い過ぎです!ロボットボールチーム同様、手塚っぽさの度合いとアトムとの対比の面で心配されましたが、元々手塚キャラは萌え度が高いと@は分析しております
(後日別途論じる予定っす(^-^;))んで、バランス的には全然OKかと(´ー`)。それよりも、アトム、やっと服を着せてもらえたみたいでよかったね(^^;)、と。
 スカンクは相変わらず臭い草井ですね(謎)。

<第5話:ロボット農場を救え>
 うーん、つくづく新作Astroアトムはファンタジーなんだと痛感……。いや、特に画面(絵)的に。アサガオ塔とか巨大作物とか、妖精世界みたいだな。@的にはもうちょっとメタル&テクノロジー的なほうが好みかと(^^ゞ。
 今度のアトムにも「人の善悪を見極める機能」は無いんですね。80アトムにて「指からレーザー」に置き換えられ、人を信じて裏切られる哀しみも味わう展開がまた今回もあるんだなと、……むしろ、それが最大のテーマのひとつですな。でも、悪役・加田里が何だか薄っぺらい感じ、っていうか展開が取って付けたようでちょっと唐突&ご都合主義的〜(^-^;)。もっと裏街道を歩いている凄みとか反ロボット組織の奥深さとかを上手に裏付けて欲しかったですな、今後も出てくるキャラだとのことだし。。。

<第6話:アトラス誕生>
 ふふふふふ( ̄ー ̄)。最大の見所の一つ、アトラスが遂に登場っす!ってか、天馬博士、コレもアンタが作ったんっすかΣ( ̄□ ̄;)。しかも、アトムにぶつけるためだなんて、……そうか、コレがあなたがアトムに注ぐ”歪んだ愛情”なんですねっ!!!。
 アトラスの造型はなかなか興味深いかと。原作アトラスのパイプマン(謎)な造型がうまく生かされつつ、悪役というよりむしろヒーロー的なボディラインはポイント高いです。
 それから、遂に出ましたね、アームキャノン!「トビオ、おまえの本当の力を見せてみろー」って、「……オ、トウ、サン」と応えるアトムが健気でなりません。
これからもっと出るかしら( ̄ー ̄)、……でも、米国の放送コード厳しいらしいから、あんな危険(=暴力的)なモノはボコボコ連発して撃ってくれなさそうだなぁ。どうやら、今回のアトムには飛雄少年の記憶が濃く深く埋め込まれており、今後の展開との絡みに興味津々( ̄ー ̄)。

<第7話:アトムvsアトラス>
 飛雄くんの記憶に誘われて、アトムを創ったのは実は天馬博士であることが遂に明かされました。しばらくの間、天馬博士と暮らしていたことも。でも、何で天馬博士に捨てられたのかは更なる謎。原作みたいにサーカスに売っ払っちまうという訳で済ましてはいないので、そこんところいったいどうなるんでしょう??
 っていうか、アトラス編、コレで終わりですかΣ( ̄□ ̄;)。しかも、ラストにあんまり救いがないなぁ(ToT)。
 それはそうと、アトム最大の弱点「ぼくにはもうエネルギーが……」も遂にキメ台詞(?)としてでましたね。ストーリー展開上、使いすぎない程度に活用してください( ̄ー ̄)。

<第8話:ロボット超特急>
 何気に手塚作品によくあるのが列車ネタ。マリンエクスプレスっぽい感じでGO!です。
 『破壊こそ芸術』って言って、カトー氏こと七色いんこ登場っす!速度が落ちると爆発ですか、ってソレ、新幹線大爆破とかいう昔の映画
(宇津井健とか出てましたな)以来の王道ネタですな(^-^;)。ストーリー的にはアベレージでそれなりに楽しめました♪
 最後の爆弾処理のクライマックスで、アトムが時速700キロ超で軌道チューブ〜終着駅構内を爆飛するシーンは圧巻です!白黒アトム以来のTVアニメーション技法の進化に乾杯♪

<第9話:フランケン>
 タイトルは原作のフランケンシュタインから取ってるみたいだけど、内容はアトム今昔物語のエピソードからでした。
 フランケン=運転手ロボ・アルの声は、サンプラザ中野だったのかぁ。鼻歌っぽいシーンもあったし、せっかくミュージシャン使ったんだからもっと徹底的にミュージカルっぽくしても楽しかったかも♪
っていうか、手塚先生がもし生きてたら絶対ミュージカル仕立てにするぞ(^-^;)

<第10話:金星ロボット襲来!>
 原作の「ロボット爆弾」からですね。や、天馬博士、アンタは神だよ(笑)。こんな逝きっぷりで、本当にアトムを世界の王にすることができるのか、おとっつあん(笑)。それにしても『進化』ってなかなかいい響きのコトバですね( ̄ー ̄)。
 爆弾(兵器)ではなく金星開発用ロボットですね。これにも某米国放送コードの影響があるのか?それとも単なる時代の差か?

<第11話:ロボットサーカスがやって来た!>
 噂のオリジナルキャラ、リノ君の登場です。なんだかあっさりレギュラー入りしてしまいましたな(^-^;)。2〜3話くらいかけてもっと紆余曲折して欲しかったよ(笑)。
 ロボットサーカスといえば、旧来のアトムではアトム受難の地としての辛く哀しい場所でしたが、人間(リノ)とロボットたちが共に手を携えて作ってきた、共同体としての理想的な姿を示していましたな。でも、ロボットたちが登録外で、リノは捨て子だったのを拾って勝手に育てたという経緯が苦難を産むのでありました。
 舞台の地方都市は何となくイタリア系でいい雰囲気です。

<第12話:よみがえったジャンボ>
 漫画&アニメにおけるロボットは「鉄人(28号)タイプ」と「アトムタイプ」に大別できるそうです。そんな説を思い出しました。それはそうと、この世界のロボット技術のレベルや進歩ってどうなんでしょう(^-^;)?結構その話(エピソード)限りで、設定に統一性がなさそうな気がするんですが?
 アトムの新・担任、庭野ミドリ先生大活躍です。そうか、こういう出番のためにはヒゲオヤジ先生じゃ辛いものがあるな(^-^;)。