始まりがあり、終わりがある
この世の物事は、やがて否応なく終結を迫られます。
人は、それを静かに受け入れることを迫られます。
時にその終わりは、新たな物事の始まりでもあると信じつつ。
長年お世話になっていたさるサイト様が、10年目を区切りに7月末をもって閉鎖することが決まりました。
このサイトの管理人のN様(仮称)とは切っても切れない深い縁があります。
8年にわたって描き続けてきたチャイナっ娘に「飛 天鈴」という名を与えてくださった方であるからです。
名を授かった後も、色々と指導助言をいただきながら、天鈴のイメージは構築されていきました。
このことがなかったら、天鈴は命を吹き込まれることなく1枚きりのオリキャラで終わっていたでしょうし、私も決まった看板を持つことなく、大した目的も持たないままダラダラと続けるか、どこかで筆を折っていたかも知れません。
筆を折るのは大げさだとしても、絵を描くのにモチベーションやリズムといったものはとても重要な要素です。
天鈴という存在とN様からいただいた指導助言は、そうした重要な要素を長年私に与え続けてくれました。毎年欠かさず季節・時節ごとの記念絵を描き続けてこれたのはひとえにN様のお陰であると言って過言ではありません。
今回の記念絵は、時に1日のべ1万人が訪れたこともある巨大サイトを運営してこられたN様への労いと感謝と、新たな門出を祝うものとして描きました。
そんな巨大サイトには到底及ぶべくもありませんが、これからも天鈴を描き続けていくことで、魂というか理念というか、長年訪問していて感じてきた何かを引き継いでいければ良いなと思う次第であります。
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上のサムネからどうぞです。
(620×900 JPEGファイル 209KB)