死に至る萌えｐａｒｔ２

皆様は学生の時、忘れ物をしてこう先生に言われた経験はないでしょうか？
「どうして忘れたんだ！？」

・・・どうしてもこうしてもないのであります。

「じゃああんたは忘れ物をしたことがないのか？」
と言い返したくなる衝動を抑え、苦学生はひたすら押し黙るしかない。そして心の中でこう呟くのです。

「だってそれが人間なのだもの。」

点滴や注射に使う薬液を間違える医療ミス、命令系統での伝達の履き違えなどで引き起こされる航空機事故、
全ては人間が人間であるが故にしでかすヒューマンエラーのせいであります。
どんなに注意していても、どんなに習慣化していても、人間は大なり小なりミスを起こす。
生来、人は皆そそっかしい生き物なのであります。

「そそっかしい」はとても重要な萌え要素です。
失敗して顔を赤らめる女の子に、世のヲトコは萌える以上に、人間として共感を覚えるのではないでしょうか。

前述のようなミスや事故は、オートメーション化の進歩がもたらした副作用なのか、私には断言出来ませんが、
こういうことが多発すると、そそっかしいことに萌えたり笑って済ませることは、最早出来なくなってしまいます。
人間がミスをすることを前提とした予防策を多方面で講じているようですが、女の子の失敗に、素直に萌えられ
る、そんな平和な古き良き時代に、世の中が戻ってほしいと思う今日この頃であります。