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OSSAN'S INC

コーナートップヘ

セーラームーンは一度も見たことがないのでした。
全然違ってたらごめんなさい。

お約束ですが・・・

語源を調べてみたのでありました。

いまや国語辞典にも掲載されるようになった「萌え」ですが、その出自は諸説あって定かではないようです。
「芽生える」という意味の「萌える」を元に、「萌え」を論じている方もいらっしゃいますが、これはこじつけでしょう。


諸説の主なものは、
@ NHK教育で放送されたアニメ”恐竜惑星”の少女キャラ、鷺沢萌を起源とする説。
A ”美少女戦士セーラームーン”の戦士の一人、土萌ほたるを起源とする説。
B 「なかよし」で連載されていた, あゆみゆい著”太陽にスマッシュ” の主人公, 高津萌を起源とする説。
C かつて同等の意味で使われていた「燃え」が、タイプミスによりそのまま一般化した、とする説。

@ABのように、起源をキャラの名前に求めることがどうやら一般的なようですが、
名前に「萌」が付いていたから、というのはあまりに短絡的ではないか?私達の思考はそんなに単純なものなのか?
という気がするのです。

名前が「萌」だから、という以前に、彼女たちは萌えキャラたらんがために「萌」と名付けられた、
のではないのでしょうか?

名は体を表すの言葉どおり、私達は名前の響きだけで様々な印象を抱くものです。
濁音の多い名前は、何となく厳つい容姿を想起させ、サ行の文字の多い名前は爽やかな印象を受けます。
「もえ」という言葉は、それだけでふわふわした、柔らかくて温かい、愛おしませるような印象を受けないでしょうか?

だとすれば、「萌え」という言葉は、名前に使われる以前に、「萌え」という言葉となるべく、既にその響きの奥に
全てを内包していたのではないでしょうか?日本語が誕生したときから、「萌え」という言葉はやがて生まれ来る、
予定調和の中に組み込まれた存在だったのではないでしょうか?

ああ、「お前もこじつけじゃん」という声が聞こえてきそうです。聞こえますとも、ええ。

2004/12/17