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■もう一人の力道山
李 淳(イル)/著
1998年5月 小学館文庫 571円


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■もう一人の力道山
李 淳(イル)/著
1996年4月 小学館 1553円

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投稿者・月島健太 編集者
日本の戦後史に欠かせないスポーツ人を絞り込んで絞り込んで絞り込んでいけば、最後に残るのは力道山か長嶋かどっちかになるんじゃないか。でも、長嶋の場合、シンボリックな側面が強く、個・長嶋茂雄の側面は後退する(だいたいあの人に個という概念が当てはまるかどうかがすでに疑問)。力道山ももちろん戦後日本の象徴なんだけど、この本は、力道山の本当の祖国、すなわち北朝鮮との関係を解き明かしていくことで、イメージとはまったく違う個としての力道山を浮かび上がらせる。力道山本は何冊もあるけど、本当の意味で力道山を描いたのはこの本だと思う。当時の日本と朝鮮半島の歴史、「在日」の思いを具体的に知るうえでも貴重な本。

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