投稿の際は必要入力事項を必ずご確認ください


■日本百名山
深田久弥/著
1978年11月 新潮文庫 629円

※原著は1964年7月

→この本を
 bk1で
 購入する
■日本百名山
深田久弥/著
1991年7月 新潮社 2900円

→この本を
 bk1で
 購入する
投稿者・月島健太 編集者
有名な本だし、これってスポーツ本? という人もいるだろうけど、お許しを。大正時代から山に親しんだ名エッセイストが戦前から書きためた労作で、北は利尻岳(利尻島)から南は宮ノ浦岳(屋久島)まで、日本の山々が次々と紹介されていく。今みたいなガイドブックなどなく、たいした設備や装具もない頃だけに、これだけの山に登ること自体が大変だっただろうに、そんな苦労話は微塵もなく、本当に山が好きな人だったんだなあとつくづく思う。日本アルプスを紹介したウォルター・ウェストン(『日本アルプス 登山と探検』」岩波文庫、原著の初版は1896年)から小島烏水ら幾人もの日本近代登山の先達を経て、今日の中高年登山ブームにはこの本の貢献度が大きい。血の通ったガイドブックとしても一流だし、いつ読んでもすぐに山を見に行きたくなるのが素晴らしい。手軽に読むには、新潮社文庫版が写真も載っていておすすめ。

戻る

※掲載については若干のお時間をいただく場合があります。
※本コーナーへの掲載事項については事務局が適切でないと思われるもの
(個人的な誹謗、中傷、公序良俗に反するもの等)は掲載することができません。
※書籍の価格等は変更されている場合がありますのでご注意ください。
※「→この本をbk1で購入する買う」をクリックすると、bk1(オンライン書店ビーケーワン)で書籍が購入できます(購入方法に関してはbk1の「ガイド&ヘルプ」を参照ください)。