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■野球花伝書 掛布雅之 打つ
矢島裕紀彦/著
1998年4月 小学館文庫 514円

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■野球花伝書vol.2 山田久志 投げる
矢島裕紀彦/著
1998年5月 小学館文庫 552円

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投稿者・月島健太 編集者
野球の技術について書いた本っていっぱいあると思うけど、研究者が科学的に分析した本は「理論的にそうでも、実際の野球はちょっと違うのでは?」と思ってしまい、元選手が書いた本も「それ、もっとうまく言ってくれないかなあ」とつっこみたくなるようなのが多い。この2冊の本はそれを言わせない点が偉い。他の元選手本と同様に、2人とも自分の経験に基づいて打撃と投球の話を延々としていくんだけど、その言葉のレベルが格段に高い。実際にプロでやった選手の言葉で、ここまで実感がこもり、かつ野球ファンへの説得力があり、かつ多角的な分析と批評精神に富んだものはめったにない。「ああそうか、プロってやっぱりすごい」と素直に思える。「なぜあの投手が打たれるの?」といった素朴な疑問に明解に答えてくれている本に初めて出合った気もした。こういう本を初めから文庫で出したのも偉い。

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