JA-DXing-JP NO.09 2000年5月11日発行 

竹野伸郎 責任編集
 
 投稿者 金井 毅、竹野 伸郎

ここにある情報は全て他のメディアで利用して結構です。ただし、その場合、必ず
JA-DXing-JPからの引用であること、また投稿者の名前の記載を約束願います。 

海外受信情報

* * *  南北アメリカ地域 * * *

BOLIVIA / R.La Cruz del Sur on 4875.07kHz
 この1、2週間良好なのはボリビアのR.La Cruz del Surである。中南米が聞こえる時は
だいたいコンスタントに入感しているようだ。時間は1900-2030くらいの間が一番良いよう
で、隣のチャンネルの4870にいるこれまた常連局のエクアドルのVoz del Upanoや復活した
4914.7のペルーのR.CORA以上に信号が強い時があるほどだ。IDも頻繁に確認出来、例えば
5月3日には「エスタ エス ラディオ ラ クルス デル スル」というIDが1945に出
ていた。なお最近の中南米の入感時間はかなり短く、これから状態が上がってくるのか、
落ちてきているのか、といったコンディションの見極めが必用であろう。そうでないと単
なる時間の無駄になってしまう可能性がある。

SOURCE:モニターより   (竹野伸郎)

PERU / R.Madre de Dios on 4950.07kHz
 久し振りにペルーのR.Madre de Diosを5月3日に聞いた。時間は1945-2000でまあまあの
状態であった。昨年の春頃は非常に良好に受信出来ていたのだが最近めっきり信号が弱く
確認出来ていなかった。Full IDというものは確認していないが、スペイン語番組で「ラ
デイオ マドレ デ デイオス」ってアナウンスがあったので間違いないだろう。
間違いないだろうと書いたのは御存じのようにこの辺りにはもう1局エクアドルのR.Baha'i
という局もいるからだ。最近の私のモニターではR.Baha'iは4950.1あたりにいる。加えてこ
の時間帯はスペイン語ではなく現地語の可能性があるので気を付ければ大丈夫だろう。しか
し、Madre de Diosってのは宗教用語なんで(その前にサンタマリアが付いて、サンタマリア、
マドレ デ デイオスなんてのはVoz del Upanoでいつも言ってる)なんで最低でもRadio 
Madre de Diosまでは聞き取る必要があると思う。ちなみに昨年の3月から4月に頻繁に受信
した時にはMadre de Diosが4950.1付近、R.Baha'iが4950.3付近で受信出来ていることから、
Baha'iがだんだん下がってきているようだ。今後の受信には一層の注意が必要と思われる。

SOURCE: モニターより  (竹野伸郎)


* * *  アフリカ地域 * * *

MAURITANIA / R.Mauritani on 4842kHz
 5月1日の0502-0530までモーリタニアと推測される局を受信した。
受信状態は非常に弱く0530くらいにf/out。周波数が中南米局並みに4842.00〜4841.70まで
ドリフトしていた。番組は男性のトーク。基本的にモーリタニアならばアラビア語、と思う
のだが、私が聞く限りアラビア語には聞えなかった。
 この局を受信後、過去の海外の受信実績を調べたところここ1、2ヶ月、モーリタニアは
4840付近で頻繁にアメリカ、ヨーロッパで受信されており、特に3月7日には4839.65-4838.65
のドリフトまた3月8日には4843.14〜4839.52までの周波数ドリフトし日本時間の0530前にフラ
ンス語番組を行っていることをオランダのDXerのPiet Pijpers氏がCumbre DX No.285 Mar 10
に報告している。なお、信号は強いようだが海外でもなかなIDは確認されておらずPresumedの
投稿が多い。
 これらの事から私の受信した局はモーリタニアである可能性が高いのではないかと考えている。
P.S.4845にはマレーシアがいることを確認済。また4845.2付近のRRI Ambonは最近聞えていない。

SOUCE:モニター及び Cumbre DX No.285 (竹野伸郎)


* * *  アジア地域 * * *

INDONESIA / RRI Biak back on 6153.8kHz
 RRI Biakが再び6153.80kHzに戻っていることに5/3の2000過ぎに気付
いた。この日はローカルIDは確認できなかったが、5/4に1930からのロー
カルニュース?の前にIDを確認した。4月上旬に6153.8kHzから6157.84
kHz付近に動いたのだが、いつの間にか戻ったことになる。

Source:モニターによる   (金井 毅)

2000年4月26日〜5月10日までの周波数順ロギング。
? はPresumed、推定でIDは確認しておりません。時間全てJST。
全て竹野伸郎の受信です。受信機はJRC NRD535D とLOWE HF-225E
アンテナは10メーターのワイヤーです。
Frequncy Station DATE Time SINPO Area
4777 RTV Gabonaise 2000/5/6 0507 35343 AFRICA
4799.78 R.Buenas Nuevas 2000/5/3 22014 24332 C&S.AMERIACA
4824.4 La voz del la Selva 2000/5/3 0953 22342 C&S.AMERIACA
4842 R.Mauritani? 2000/5/1 0502 24342 AFRICA
4850 CRTV-Yaounde 2000/4/29 0528 33443 AFRICA
4870 Voz del Upano? 2000/5/2 2008 35343 C&S.AMERIACA
4875.07 R.La Cruz del Sur 2000/5/2 1940 25342 C&S.AMERIACA
4875.07 R.La Cruz del Sur 2000/5/3 1945 25342 C&S.AMERIACA
4885 Kenya B.C.? 2000/5/3 0330 25342 AFRICA
4914.7 R.CORA? 2000/5/1 1847 25342 C&S.AMERIACA
4914.93 Kenya B.C.? 2000/5/4 0512 22342 AFRICA
4915 Ghana B.C. 2000/5/3 0459 34343 AFRICA
4950.07 R.Madre de Dios 2000/5/3 1947 24332 C&S.AMERIACA
4955 R.Cultural Amauta 2000/5/2 2010 25332 C&S.AMERIACA
4960 VOA Sao Tome relay 2000/5/1 0525 35443 AFRICA
4965 R.Christian Voice 2000/5/6 0520 25342 AFRICA
4976 R.Uganda 2000/5/4 0530 25342 AFRICA
4992.0 R.Ancash? 2000/5/2 1931 24332 C&S.AMERIACA
4992 R.Ancash 2000/5/3 2018 23332 C&S.AMERIACA
5005.05 R.Tanzania? 2000/4/29 0550 Poor AFRICA
5005.33 R.Nepal 2000/4/30 2321 34443 ASIA
5025 R.Rebelde 2000/5/6 1838 24342 C&S.AMERIACA
5030.1 University Network 2000/5/1 1840 24342 C&S.AMERIACA
5035 R.Centrafique? 2000/5/5 0540 22342 AFRICA
5046.4 RRI Yogyakarta 2000/4/29 2128 34443 ASIA
5047 Rdiff.Togolaise 2000/5/1 0455 23442 AFRICA
5050.05 R.Tanzania 2000/5/2 0506 24342 AFRICA
5805 Un-ID 2000/5/2 0520 25342 UNKNOWN
5955 R.Liberty 2000/5/2 0529 32342 UNKNOWN
5985 RTV Congolaise 2000/4/29 0550 22342 AFRICA
6040 CBS 2000/5/4 1850 44444 ASIA
6165 Un-ID 2000/4/30 0613 22342 UNKNOWN
6190 R.Veritas Asia 2000/5/2 0559 35443 ASIA
9840 REE 2000/4/30 0556 33443 EUROPE
9990 R.Cairo 2000/4/30 0615 35443 AFRICA
15475.57 R.Nac.Arcangel? 2000/5/5 0534 Weak C&S.AMERIACA
15475.6 R.Nac.Arcangel 2000/4/29 0531 24342 C&S.AMERIACA
17740 VOA Philippines 2000/5/3 0650 Good ASIA
21470 HCJB 2000/5/1 0530 25342 C&S.AMERIACA
21500 R.Voz Cristiana 2000/5/3 0500 35343 C&S.AMERIACA
21525 WYFR 2000/5/3 0543 25342 N.AMERICA
21540 RDP? 2000/5/1 0545 35343 EUROPE
21550 R.Voz Cristiana 2000/5/3 0500 25332 C&S.AMERIACA
21570 R.Canada Int. 2000/5/3 0558 25342 N.AMERICA
21590 R.Nederland Bonaire 2000/5/3 0502 35343 C&S.AMERIACA
21700 REE 2000/5/3 0600 Fair EUROPE
21800 RDP? 2000/5/1 0545 35433 EUROPE

海外日本語短波放送


KTWR 太平洋の声
◎2000.05.07 0602-0657 11690kHz SINPO45444-45343
 「BCLライフ」に続き0607から「世の光いきいきタイム」。途中、リ
スナーからの手紙の紹介に続き讃美歌が流れたが、讃美歌の途中でリスナ
ーの手紙紹介に戻り、再び讃美歌、これも同じところで同じ場所に戻る、
すなわち「リスナーの手紙の紹介〜賛美歌」が延々と放送終了時間の0700
前まで繰り返されていた。送信所側のトラブルかとも思ったが、当日夜の
放送でも全く同じ現象が起きており、日本の番組制作側のトラブルの可能
性が高いように思う。(金井 毅)

インドネシアの声
◎2000.05.03 2030-2100 9525kHz SINPO45544
 「ニュース」に続き「アネカ・インドネシア」では、今月のトピックス
としてインドネシアの教員のデモに関する話題。番組中「今日26日に
セネガルで会議が行なわれ....」というアナウンスがあり、はからずも
録音した日が4月26日ということが判明、苦笑するしかなかった。
(金井 毅)

アンデスの声 
◎2000.05.04 2030-2100 15550kHz SINPO45544
 「こちらHCJB」エクアドルを中心に南米のニュースに続きおたより
紹介。5/1に行われた日本語放送開始36周年記念特別番組の放送中、放送
後に寄せられたFAXやEメールの紹介を中心に番組中のエピソードなど
を尾崎さんが話された。なお今回の特別番組の実施はわずか1週間前に決
定し、放送でのみ予告したとのこと。私もKDXCのEメールニュ−スレター
「メールこーるさいん」の竹内達生氏の報告を見て特別放送の実施を知った。
 木曜日の放送は「おたより紹介」に目が(耳が?)行きがちであるが、
南米のニュースもなかなか貴重である。この日のニュースによれば5月28
日にベネズエラで大統領選挙があるそうなので中南米DXerは気を付けていた
方が良いかも知れない。(金井 毅)

2000.4/8,4/9 0700-0800 on 15140kHz。南米向け
 金井毅氏よりアンデスの声の日本語放送が15140kHzで聞こえるという情報をもらったので
早速確認したところ確かに南米向けの放送とパラレルでいつもはスペイン語が出ているはず
のチャンネルに日本語放送が聞えていた。状態は両日ともまあまあの状態で少なくても混信
のある南米向けの11MHz帯よりは遥かに良好であった。この件について早速尾崎さん宛にメ
ールして、同時にレポートしたところ、それに対して「送信所に問い合わせたところスペイ
ン語の周波数に日本語がのっていることが分かりました。昔は手動で周波数変更をしていた
のですが、今はコンピュータになって、一度入力を間違うと、そのまま忠実に作動してくれ
るので十分なチェックが必用ですね」と返事をいただいた。もちろんQSLには15140kHzと記載
されている。別にそれ自体が5月1日の特番で日本語放送が一旦中止したと同じようにエクア
ドルらしくていいのだが、(番組中に電話に登場した金井毅氏も尾崎さんに同様の指摘をし
ていた。相変わらず失礼な男だ(笑))そのイレギュラー送信のカードをちゃんと発行して
くれることに感謝している。QSLの発行が送信関係のところで行って番組制作には関係ない
VOAのようなデカイ国際放送には絶対出来ないような芸当である。VOAに何度か誤送信の報告
を送ったことがあるが全然確認してくれない。(番組を聞いたことに対する確認はするけど
送信所の確認を行わないということ) (竹野伸郎)

国内ラジオ放送のコーナー


QSLインフォメーション

下記のフォーマットで記載しています。
国名/局名
受信日(周波数、聴取時間)レポート言語、同封物
*返信内容、返信日数 (投稿者)
Aはエアメール、Sは船便、Jは国内、Iはインターネット経由


===海外編===

ECUADOR / HCJB
00.4.8(15140kHz,1/2H)JP,160円切手
*QSLカード(要求した1976年発行のHCJB45周年
のQSL)ペナント、A20A  (竹野伸郎)


===国内編===

東京都
エフエムむさしの
00.4.30(78.2MHz,1/2H)JP,80円切手
*No data card,番組表 J5J (竹野伸郎)

千葉県
いちかわえふえむ
00.5.3(83.0MHz,1/2H)JP,80円切手
*Full data card、番組表 J6J (竹野伸郎)

福井県
えちぜん
'00.4.22(1670.5kHz,数分)JP、80円切手
*Poor dataカード J10J (竹野伸郎)

三重県
だいおう
00.4.22(1670.5kHz,数分)JP、80円切手
*Full dataカード J10J (竹野伸郎)

岩手県
とどがさき
00.3.11(1670.5kHz,数分)JP、80円切手
*Poor data カード J40J (竹野伸郎)

静岡県
いろう
00.4.22(1670.5kHz,数分)JP,80円切手
*No data カード、各種パンフ、J6J (竹野伸郎)