★2001年 奈良県国体選考会
 おしくも三回戦敗退

対 橿原クラブ(国体選考会3回戦)

◆5月6日(日) 斑鳩町立体育館

H13年度国体選考会の最大の難関、橿原クラブ戦です。橿原クラブはここ数年間ほとんどの大会で優勝している強豪です。流石にいつもの試合と違ってみんな緊張しているようです。
さて、今回の試合はいいゲームをするのではなく、勝ちにこだわって試合をしようと選手に伝えました。北桜クラブの現在の実力を知る上でも小細工をしないで正面からぶつかるように・・・今回の私の思いです。
さて、試合開始です。スタートは三谷、大西、垣本、川口、榊野。身長的にはかなり高いんだけど、橿原クラブはさらに大きかったです。特にガードの三谷はかなりのミスマッチの相手と対しなくてはいけません。出だしは、三谷、大西の早い展開より速攻が決まり、5対0までリードします。しかしその後、身長差のミスマッチが響きます。いつも通るパスがカットされる、シュートもブロックされるっといった具合に、北桜クラブはミスを連発し、相手に逆速攻を食らい、第1ピリオドを19対6とリードされます。第2ピリオドが始まる前、昨年までのキャプテン榊野がみんなに激を飛ばします。『みんな、相手の名前の橿原クラブにびびってんちゃうの!いつもの練習通りにプレーしたら十分戦えるで。』この激が効いたのか、第2ピリオド、第3ピリオドは対等以上に戦います。三谷、大西コンビのスピードにはさすがの相手もついてこれず、速攻が決まり始め、ゴール下では榊野、川口、加藤がふんばりリバウンドをもぎとりました。第3ピリオドが終わって点差は11点。第1ピリオドの点差が響いてます。第4ピリオド、私からの指示は空いたらシュートを打て。・・・勝ちにこだわりました。試合運びがうまい橿原クラブ、このままでは10点差のまま試合終了を迎えると判断したからです。今日の大西や、垣本だったらシュートを決めて流れを北桜クラブに引き寄せてくれる。結果的には、シュートが決まらず、相手に逆速攻を決められ、点差を広げられました。第3ピリオドまで、自分達より大きい相手と対等に戦ってきた彼ら、その疲労度までは計算に入れられませんでした。第4ピリオドの接戦を始めから考えて、もっとメンバーチェンジを行ってチームバランスをよくしておくべきだったと自分の采配を反省してます。
しかし、結果的には大敗をしましたが次回対戦時の手ごたえを得た事、北桜クラブの実力を知る事が出来たことなど、得るものが沢山あった試合だったと思います。
橿原クラブも、『うーーん、北桜やるな!次回はあなどれんな』っと思ったはず。こう思うのは僕だけかな?

北桜クラブ VS 橿原クラブ
大西選手の速攻!
1Q - 19
2Q 15 - 12
3Q 18 - 19
4Q - 17
TOTAL 42 - 67

北桜クラブのディフェンス!

榊野選手のゴール下!


対 新庄クラブ(国体選考会2回戦)

◆4月17日(日) 奈良市中央体育館

本日の相手、新庄クラブは過去に対戦した経験が無い。公式戦の試合会場でもたまたまだろうが、同じ会場になった事が無く、どんなチームなのか全然判らない。昨年度の戦績で2部から1部との入れ替え戦に出場し、おしくも1部昇格を逃したといったことを連盟からの資料で見て判るっているくらいだ。わが北桜クラブは初物に弱いといったジンクスがあり、監督としては多少いやなイメージで試合に望んだ。
北桜クラブのスタートは、川上、大西、倉本、加藤、川口の5人。監督の心配をよそに第1ピリオドは北桜クラブのペースで進み点差はそれほど開かなかったがまずまずの展開。第2ピリオドから秘密兵器のガード三上とセンター榊野を投入。あっ、そうそう超期待の森も同時に投入。ここで三上のスピードある展開と、ゴール下榊野のリバウンドの強さに相手がついていけずミスを連発。ぐんぐん北桜クラブのペースになり点差をひろげる。期待の森も積極的にシュートははなつものの、リングに嫌われ決まらない。森選手・・・次回に期待。北桜クラブはメンバーを入れ替えながらも点差を守り安定した試合運び勝利することが出来ました。第4ピリオドは監督の試したいことをいろいろやってみて点差は詰められましたが今後のチームの方向性を考える上でよい材料となりました。最後に、第4ピリオドに今年から加入した太田君がデビューしました。シュートは決まらなかったものの、今後の活躍を期待してます。

北桜クラブ VS 新庄クラブ
三谷選手のカットイン!
1Q 27 - 17
2Q 19 -
3Q 17 - 11
4Q - 22
TOTAL 71 - 57

森選手の懸命?なディフェンス!

加藤選手のミドルシュート!
対 タニクラブ(国体選考会 1回戦)

◆4月10日(日) 天理市長柄体育館

・H13年度!新チームになって初めての公式戦。今日の対戦相手は、タニクラブ。今まで対戦した事も無いし、どんな相手かもよく判らない。噂で、いいチームだと聞いた事が有るくらいだ。
北桜クラブも新チームになり、メンバーの入れ変わりが会った。昨年まで中心的な選手だった、吉村、横山が抜け、新しくガードの阿藤、倉本、フォワードの太田、センターの酒井が入った。まだ、チームを作っていっている段階なので今日の試合も多少不安が有るが、とにかく試合をやってみないと判らないのでいつもの練習とおりにプレーするようにメンバーに指示する。ルール改正も行われ、NBAやJBLと同じようにクオータ制に変更されている。判らない事だらけで試合が開始された。
第1ピリオド開始そうそう、センター川口のナイスなポジションどりからのシュートが決まり幸先のよい展開でスタート。しかしその後、相手の早いペネストレイトに対応できずにセンター川口、加藤のファールがかさむ。相手もフリースローを決めてどっちのペースにもならずに試合は進む。ペースを変えたい北桜クラブは、ガードの阿藤、センターの榊野、酒井を投入。阿藤からのピンポイントパスをゴール下の榊野が決め第1ピリオドを12対8でリードして終了。感想としては、1ピリオドの時間経過が早い。ペースをつかみかけた時に終了となってしまった感じだ。第2ピリオドも北桜クラブのディフェンスが相手のミスを誘い、大西のミドルシュート、榊野のゴール下、酒井のミドルシュートとリードを広げる。第3ピリオドも北桜クラブのペースで試合が進み、前、後半制ならこのまま問題なく勝利を手に出来ただろう。思いがけない異変が第4ピリオドにまっていた。第4ピリオド開始早々、北桜クラブのパスミスが続き、流がタニクラブに傾き始めた。第3ピリオド終了時点で10点差以上あった点差が5分過ぎには1点差まで追いあげられた。このまま、逆転を許すと勢いで相手に持っていかれそうだった。この展開で、今年のキャプテン大西がやってくれました。相手ディフェンスがピックアップする前にいきなりの3ポイント、連続して新加入倉本も同じ位置から3ポイントを決め一気に点差を広げる。この後は、ガード阿藤のゲームメイクで再び追いつかれることなく、勝利!!!苦しい展開だったが、無事、勝利する事が出来ました。
反省点も多いが、勝利することを第一に次の試合も頑張りましょう。

北桜クラブ VS タニクラブ
阿藤選手の速攻!
1Q 12 -
2Q 13 -
3Q 17 - 19
4Q 13 - 14
TOTAL 55 - 47

酒井選手のジャンプシュート!

倉本選手の3ポイントシュート