2003年11月23日、24日 北関東ツヤハダ採集記
 
モグどん

 
 

11月23日、24日とOBCむげんさん、ぜんさん、古谷さん親子の5名で

栃木県にツヤハダ採集に出かけた。
 
 

現地に9時半頃到着し、林道へ徒歩で入る。

現地に到着する前、車中よりサルが道路脇にいるのを見た。さすが栃木^^;


 
 

林道の標高は1050〜1150mくらい多少上下しながらしばらく歩く。

道路の水溜りは全て凍っていた。寒い。斧を振るい出せば暖かくなるといいつつ歩く。

林道の左右にブナの倒木がちらほらあり、材の状況を確認しながら先へと進む。

しばらく行くと林道工事のため倒木を捨てた枯れ場があり、よさそうなのを削ってみた。
 
 

ここでは、白枯ればかりで、ツヤハダの好む赤枯れが無かった。

が、白枯れ材より古谷さん親子が数頭クワ幼虫を割り出した。種類は不明。

運がよければオニ?なんて話をしながら付近を探索するが、期待するツヤハダザクザク材は見つからず、

時間もお昼近くになってきたので、一旦車まで戻り、昼食後、別の採集地へ向かうことにした。
 
 
 
 

写りが良くないですが、つららが下がっていました。

歩いているうちは寒さをあまり感じていなかったが、昼食中日陰でもあったため寒さを強く感じ、

早々に車に乗り込んだ。
 
 

第2地点。今度の場所は車横付けお気楽採集地。

道路脇に点在する苔生した倒木がポイント。


 
 

といっても、少し離れた傾斜にも材が点在しています。

苔生した倒木のサイドを削り、赤枯れしていれば、食痕を探し、食痕があれば幼虫、成虫を期待・・・・。

で、何本がトライするが、なぜか渋い。赤枯れして食痕はあるが幼虫もなにもいない。

しばらくして、ぜんさんがやっと発見。やっとのことでツヤハダ幼虫を数頭確保。

さらに赤枯れしていないところと赤枯れのところの境目に成虫がいるだろうと材を削ってゆくが成虫は発見できず。

そして、土に埋もれた部分をチェックしていた古谷さん親子がなにやら発見!

でました、サンショウウオ。川から結構離れていますが、冬眠していました。そっと元に戻して置きました。
 
 

一人で、崖上の立ち枯れにトライしに登ったところ、その立ち枯れは、内側はほとんど朽ち落ち、表皮部分が

なんとか残っているような状態。

根元のほうの少し残っている部分を削っていくと、出ました(^o^)。小さいですが♂成虫。

しかし、見た瞬間、触覚がよく見えず、ゴミ虫かツヤハダか確認できず、写真をとるのも忘れて確保してしまった。

持ち帰って、ぜんさんに確認してもらい、初成虫採集となった。
 
 

ツヤハダザクザクのはずが思ったほど成果がない為、さらに移動し、第3地点へ。

そこでは、昨年OBCむげんさんが割り出した材を割るという実績のある材で挑戦。

で、当然のごとくザクザクでました。古谷さん親子でタップリ割り出しました。

そして、端っこの割れた材を削っていると、出ました。成虫2頭。♂♀PAでした。

なぜか、運良く私一人成虫割り出しとなりました。ごめんなさい。みなさん。

ここで、16時を迎え一気に暗くなってきたので今夜の宿に向けて撤退。
 
 

御宿では、温泉に浸かり、おいしい食事(名物の生湯葉等など)と贅沢をしました。

夕食の際、お酒を飲まない人ばかりでご飯を何杯もおかわりしていたら、翌朝の朝食では

お櫃にご飯が満杯でした。

残念なことに、ソフトクリームを食べるのを忘れて帰ってきてしまいました。

夕食後すぐにロビーで子供がおいしそうに食べてたんです。^^;
 
 
 
 

2日目
 
 

前日の最後に行った地点から林道をチェックしてみることに。

途中、切り株があったためトライ。食痕はあるが虫は出ず。


 
 

すごくガスっていましたが、いけそうということで、林道へ。


 
 

途中崖下に2台の車が転落しているのを見ながら倒木、立ち枯れを探す。

この林道は両側とも傾斜がきつい。なかなか足場のよさそうな場所がなく、

枯葉に足を滑らせ滑落しそうな場所でした。

個々によさそうな場所にて、材割に挑戦。

3mほど崖を登ったところの倒木にて赤枯れを確認し、ツヤハダ幼虫3頭を採集。

成虫を求めて硬そうなところを探してトライするが、成虫は出ず。

ここでタイムアップ。

成虫は↓の3頭のみでした。


 
 

今回の採集地はどこもミヤマ狙いの灯火採集に良い場所ばかりだった。

みなんさんお疲れ様でした。