アッキー


 カミキリ大好きで素人の僕にとっては、冬になると採集する虫が、ほとんどいなくなってしまう。
 そうなると、採集にも行けないし、とても寂しいのである・・・。
 ところが、最近になってオサムシは冬でも採集できることを知ったのだ(初心者ですから・・・)。
 そして、去年の11月頃から、「オサ堀」をするようになった。

オサムシは冬、崖や材の中で越冬している。
材はコケが生えて柔らかくなったものや、樹皮の下、材を起こすと出てきます。切り株でもいます。

崖では根がたくさん生えてるところや、コケのあるところなどにいます。
僕の経験からして斜面にできた崖やオーバーハングした崖はあまり好まないみたいです。



左の写真はアキタクロナガオサムシですが
材の中にはクロナガオサムシの仲間が多いです。

崖で採集するときは「鶴嘴(つるはし)」を使って崖を崩すのですが、崩しているときに石が落ちてきて足に当たったり、
目に砂が飛んだりと、崖崩しはけっこう大変な作業です。
砂に埋もれたりして見失ってしまう場合も少なくなく、崩した土の中を見てみると、たまに見つかります。


「鶴嘴」が丁度ジャストミートしてしまい、顔が取れてしまったり
足が無くなったり、潰れてしまうこともあります。

ここで岐阜県美濃地方のオサムシをちょこっと・・・・

ミカワオサムシ  Carabus arrowianus (BREUNING)
ヤマトオサムシ  Carabus yamato (NAKANE オオオサムシ  Carabus dehaanii CHAUDOIR

オサムシが落ちてきたときは快感です!
「オサ堀」は雨でも嵐でもできるので、是非やってみてください。