巻頭言











東京で生まれた私が子供頃、どうしてもミヤマクワガタが欲しくてなりませんでした。
色々調べると高尾山という所に生息して居るらしい。
そこで高尾山について調べると、動植物採集禁止の文字を見つけたのです。
上野の山での花見ではゴミ捨て放題・ゲロ吐き放題なのに、高尾山での昆虫採集は禁止とは
なんとも納得し難い不条理を感じながら、諦めた私は谷中墓地でひたすら
クロコガネを掘ってました。そんなくら〜い少年時代の
欲求不満が今日活動の原動力になっちゃってるのですけどね。(^^;

上野の国立博物館で、行くたびに張り付いて見ていたヘラクレスオオカブト・ゾウカブト。
それが実際に生きているものを手に出来るようになるなんて外国産甲虫の輸入は夢のような出来事でした。
外国産甲虫の輸入はオオクワガタに始まった飼育ブームをさらに加速させました。
その結果、沢山の人が昆虫に興味を持ってくれたと思います。
飼育を継起に採集にも燃える人が増えたと思います。それは歓迎されるべきことです。
しかしながら、心無い一部の人により他の大勢が迷惑を被るような事態を招きかねない状況になりつつ
あります。時宜にかなった良い話題ではないでしょうか。
そんなわけで今回のくわ馬鹿の特集は「真面目に考える採集禁止と保護」です。
 

もう1つの特集は採集の行き帰りに車で聞く音楽を集めた「くわ採りミュージック選」です。
結構、個人の嗜好って偏っちゃう場合が多く、他の音楽に触れる機会無くズンズン偏ってしまうような。
たまに人の車で聞く音楽は新鮮で、自分の中で寝てたものを起こしてくれるみたいな発見があります。
そんな訳でひとんちの車の音楽聞いてみてちよ。