カメアリカブートはエンドア星人と共に早めに里子大会を開始した。クワガタや参加者を雨ふる極寒の地から救出するためである。ここへ来て帝国軍のしつこい監視偵察隊もその攻撃を諦めたようで、そうこうする間にも無し崩し的にタープサイドも少しづつ片付け、結局午後には雨も上がったのだった。
まちかね共和国軍はクローンクワガタ・カブト・カナブンを養成し、歴代里子オフを上回る数の戦士が寄せられた。究極兵器(抽選箱)により里子クローン甲虫は次々にばらまかれ、運と抽選券を使った戦いによって、戦士総数、ほぼ1000は確実に一掃されてしまったのである。その内容たるやその場で銀河系屈指のクワガタ店をそのままオープンできるほどのものであった。







その内訳は、アンタ、クルビ、ホーペ、オオクワ、シェンク、パリー、パラレリ、台湾オオ等の成虫だけで100頭前後、幼虫更に100頭程。ネパコク、コクワ、ヒラタ、ダイオウ、等Dorcus類成虫幼虫50頭以上。オキピ、ギラファ、コンフキ、ゼブラ、デキピエンス、ドルサリス、トレス、ビソン、ピプラギ、ファブリース、フォルケプス、フルストルファー、ラテラリス、国産ノコなどノコ類150頭前後。アラガール、インペラ、カナリ、セレメタ、ペレメタ、トサカ、ビコロール、プルケ、等ホソアカ類50位。パプキン、アウラタ、ニジイロ、ムナコブ等、キンキラ&オーストラリア虫100頭近く、その他ユーロミ、ラミニフェル、インタメ、パリーフタマタ、ベリコサ、メンガタ、リノケロス、チェリフェルネブト、等の色虫100頭弱。アクテオン、アトラス、アロエウスミツノ、グラシロ、ゴホンヅノ、ゴロファ、サビイロ、ヘラヘラ、エレゾウ、国産等カブト類100頭弱。オーベルチュール、キヌホソ、クボミオオツノ、シュルツサスマタ、シラユキ、スミスサスマタ、ディアルドエグリ、ムツモンツヤ、ムナグロウグイス、ゴライアス、ケアシツノ、アトリペンニス、リュウキュウツヤ等ハナムグリが200頭近く。
更に戦略物資たる、コバシャセット、大図鑑、缶詰、美顔パウダー、ハエ取りペースト、等も数多く出品され、これらの抽選まで進んだその時、カメアリカブートの心に、
OBC1ケノービむげん尊氏の声が届いた。
「カブートよ、抽選券の数に頼るでない。フォース(運)を使うのじゃ」
こうしてカブートは本日最高額だったかも知れない、標ハンソロ理工T提供のクワガタ大図鑑を見事射止めたのであった。


希望者は最初に抽選券を箱に好きなだけ入れ、貴重なものでは更にジャンケンで決着をつける場合もあるが、今回はこのような新しいアミダラヒモシステムも導入された。ヒモを引いて当たりを引くのだが、外れるとフスマ一袋だったりするのだ。しかしあまりの戦士の多さに時間が無くなってしまうので余り利用されなかった。




最後に今回の戦費調達状況の報告を行う。
参戦費用は大人一人1000銀河通貨、子供500銀河通貨、ビールやスクイコーナーの売上で収入ほぼ10万5千銀河通貨、食材などの経費が10万強銀河通貨、前回からの繰越を加え7万銀河通貨が、次回への繰越となった。